2008年1月29日火曜日

1月29日 モーニングセミナー 「感謝と喜び」


本日のMSは川崎区準倫理法人会会長、頼経健治様の講話です。

にこやかな笑顔が印象的な頼経氏の、その笑顔の裏には様々なご苦労がありました。

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企業の立て直す時期では、他を顧みることも出来ず、ただひたすらに「働け!働け!」と社員に言っていました。
私のことを慕ってくれ、毎晩遅くまで仕事をしていた社員に、私は一言のねぎらいの言葉も言う事が出来ず、悲しい思いをさせたことがありました。

そんな時、ある人に「あなたの出来ない仕事を、従業員や協力会社の方々が変わりにしてくれているのですよ」という言葉に、はたと気づき、それからは周りへ感謝の気持ちを持つようになりました。

「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える。
    しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に――。」

森信三氏との出会いで、これからは利益から心の時代なんだと感じました。
それが、私の倫理との出会いでした。 

そして、1994年2月の鍵山秀三郎氏との出会いが、さらにその後の活動への大きな変化となり、鍵山さんのおっしゃる“会社のトイレを、社長が掃除する“を自ら実践するようになりました。
まず、便器に手を突っ込んで、便所を掃除するぞ!という決意で行います。
始めの頃は、わざと社員に見えるように掃除しましたが、そのうちに人が見ているかどうかは関係なくなってきました。

人間は感動すると、体が動きます。トイレ掃除から始まった活動が、そのうち道路を掃除するようになり、範囲はどんどんと広がっていきました。
広がった清掃範囲を見渡したとき、きがついたら自分の会社が施工した建物もドンドン建っていました。そのとき、「あ、こういう出会いだったんだな。」と感謝と喜びを感じたわけです。

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7年前に大病を患った頼経さんですが、体調管理を万全にし、今も元気に倫理活動にいそしんでいらっしゃるそうです。

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