2009年1月14日水曜日

1月13日 モーニングセミナー 「食品添加物について」


本日は崎陽軒監査役の宮内昭氏の講話、「食品添加物について」です。

マルかバツかの話ではなく、冷静になって知ることが大事である。

普通の食事をしている限り、食品添加物によって健康を損なうといった危険はきわめて少ない。限りになくゼロに近い。

なぜ食品添加物は不安があるのだろう?

毎日新聞によると、家庭に関する記事を書かれる人が、こう述べている。

「質の低い健康番組が生じるメカニズムはテレビのディレクタなど、記者たちを含めた画一的な思考にある。視聴者の感情をあおったりする格好の材料が食品添加物である。食品添加物を摂取すると何か身体に悪いことが起きると頭から信じている。科学的な論文や文献を読んで添加物が危ないと認識しているわけではない。この人たちの精神構造は理屈ではない。添加物イコール危険という固定概念を彼らはテレビ局などに入社する前から抱いている。学校などでも食品添加物は危険だと教えられ、親もその通り教えられるので庶民的な感覚、固定概念がある限り、ある添加物を摂取すれば腸内の細菌がすべて死んでしまうなどといわれれば検証することもナシに、そのまま信じてしまう。」

報道に携わるものがこうした妄信的、庶民的感覚で報道をすれば、科学的な根拠のない話が横行してしまう。

食品添加物の安全性は数多くの実験結果や厳しい規定、使用量の規制など何十にも安全性を担保する仕組みになっており、今日の現代社会にはなくてはならないものである。

ただ、行政側もこの食品添加物についての安全性を広く知らせる努力が足りていないという点は問題である。

そこで、宮内氏は「今ならインターネットで正しい情報を取得することも可能であるから、横浜市衛生研究所のサイトを見るなどして、自分の気になる食品添加物を調べてみるのをお勧めする。」とお話しされました。

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