2010年3月3日水曜日

3月2日MS 防衛大学校の不易流行@横浜中央


本日のモーニングセミナーは、横須賀市にある防衛大学校の幹事陸将、千葉徳次郎先生をお招きしてご講話いただきました。

防衛大学校において教育の責任者である千葉先生は、公務員の信頼度調査資料の中から、気になる数字を見つけました。資料によると他の公務員に比べ、自衛官についての設問で「信頼できる」「信頼できない」「わからない」の三択から、「わからない」が多い点に着目、防衛大学校の生徒たちがやがて自衛官になったとき世間の人々から信頼される自衛官に育てなければ。と思いを新たにしました。

そこでまず、挨拶をきちんとできる人になろうと教えていらっしゃるといいます。

ここでいう挨拶とは敬礼ではなく、(下士官から上官に対する儀礼ではなく)相手を思いやり上下のない挨拶という意味です。
防衛大学校は全寮制であり、団体生活を通じて連帯感を強める意味で4年生から1年生までひとつの部屋に住んでいる訳ですが、上級生から下級生に対しても、元気でやっているか?と思いやりをもち、地域の人たちとすれ違ったときにもきちんと挨拶することなど、人としての基本を教えています。

戦闘機や兵器、コンピュータの使い方は日々変わっていき、これら技術は追いかけていかねばならない事柄ですが、挨拶を通じて人を思いやる気持ちはいつの時代も変えてはならないこと。

ほかにも、自衛官としてなにか判断に困ったとき判断基準を損得におくのではなく善悪で考えなさい。など、人として変えてはならないことを正しく教育していくことこそが、皆さんから信頼される自衛官になれる一番の方法である。

とお話いただきました。

日々の従業員教育にもフィードバックできそうなエッセンスがたくさん入ったとてもためになる講話でした。
ありがとうございました。

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