2010年4月13日火曜日

4月13日MS 「事業倒産と再建について(体験談)」@横浜市中央

今回の講師は神奈川県倫理法人会監査、横浜鋼管㈱会長の川島明氏、74歳。最初に四国の地図をホワイトボードに描いて、生まれ故郷の四万十川下流の土佐中村を示した。その上で、一緒に酒を飲みたい人物をある機関が25~45歳の人々にアンケートした結果は①坂本龍馬②織田信長③聖徳太子の順であったという。
坂本龍馬(高知市桂浜に像)をはじめ岩崎弥太郎(安芸市に生家)、中岡慎太郎(室戸岬に像)、中浜万次郎(足摺岬に像)など、高知県には幕末に活躍し、龍馬に大きな影響を与えた人物のゆかりの地が多いという。ソフトバンクの孫正義氏も事業家としての坂本龍馬を尊敬し、転機に臨んでは彼の伝記を読み返して力を得たという。

昭和30年に東京浅草に出てきて会計事務所に入所、税理士か公認会計士になろうと努力していたが、24歳のときに品川区にあったプレス会社からのヘッドハンティングに応じ経理課長で入社。2代目社長に気に入られ、その仲人で事務社員と結婚、3年後には金婚式を迎えるとのこと。
労組が強く社長から偽装倒産?!の相談を持ちかけられ倒産・新会社設立に関与、昭和40年に木崎工業㈱の常務に就任した。昭和59年に社長に就任したが、その間の出来事を面白おかしく話され、紆余曲折の多いドラマのようでした。日本鋼管(現JFEホールディングス)の協力工場として、昭和60年には横浜鋼管と社名を改めた。15年前には横浜市鶴見区の日本鋼管の敷地内に工場を移転した。

社長になってから一度も赤字を出していないのが自慢とか。70歳を潮時に社長を譲り会長となったが、仕事は本当に面白いとのこと。名前のとおり明るく淡々と話され、これまでの苦労を楽しんでおられるように感じました。久しぶりに川島さんの軽妙な語り口に接しました。

事務長 萩野宏樹

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