2010年10月26日火曜日

10月26日MS 『倫理経営』と経済効果@横浜市中央


今回の講師は(社)倫理研究所法人局 法人アドバイザーの齋藤隆己(たかし)氏。昭和10年 千葉県生まれの75歳。

 倫理経営とそうでない経営との一番の違いは、税金に対する心構えである。喜んで税金を納める人の事業はますます栄え、税金をいやいや納める人の事業は発展しないことは、倫理経営の実践体験としてはっきり証拠立てられている。
 (株)紅屋印刷の今井社長は、倫理指導を受けた際に「奥様への感謝の気持ちを持ちなさい。先ず毎朝あなたから奥様へ挨拶をする実践をして下さい」と研究員に言われ、初めて精一杯の勇気を出して「おはようございます」と挨拶をしたところ、奥様が感動され涙を流されたそうです。そして、その日に松下電器からカタログ印刷の仕事をいただき、この出会いにより会社を飛躍的に発展させることができた。まさに運命を切り開いた挨拶だったわけです。
 今井社長は昭和55年に一日100万円の納税により、国税局長表彰を受けた。そこで昭和60年には納税額一日300万円の目標を掲げ、昭和63年にこれを達成した。
 倫理の実践は人間の領分、結果は神の領分。今井社長は早起き・挨拶・清掃を重視し実践した。皆さん、腰を入れて倫理経営の実験をしていただきたい。

倫理経営実践のポイントとして
(1)一貫不動の経営理念で
①地球の安泰を願う‥地球環境の保全を図る 
②国のためにやる ‥納税義務を喜んで果たす
③全人類のために事業はある‥人類愛が商いの道
(2)経営者としての日々の実践面では
①朝起き      ‥わがままは朝寝から始まる
②気づくとすぐする‥気づいた時が一番良いタイミングで、仕事がうまくいくために必須
③夫婦愛和の生活‥夫婦が正しい生活のあり方を学び、仲良く喜び勇んで働く


齋藤講師は、パワーポイントで作成のスライドを使って分かりやすく説明してくださいました。 

広報委員長 萩野宏樹

2010年10月19日火曜日

10月19日MS 宇宙空間から見た地球@横浜市中央


 本日のモーニングセミナーには宇宙物理学者、元NASA研究員の櫻井邦朋氏を、この二月に続いて講師にお迎えしました。1933年、埼玉県生まれ、元神奈川大学学長。太陽物理学、高エネルギー宇宙物理学の世界的な権威で、数多くの著書・論文を執筆されている。11月10日には新刊を出される予定とか。

 最初に、「もし地球に海がなく太陽放射だけで成り立っていたら、どのくらいの気温になったでしょう?」と問いかけられました。「地球の温度は平均で-18℃となり、生物はほとんど存在できなかったでしょう。海と太陽のあるおかげで気温が15℃位に維持されている」。「地球環境の成り立ちについてよく知ることが大切です」と本日プロローグの箇所を各自にコピー配布していただいた原本の「地球環境論15講-地球環境の生成を探る-」を示された(櫻井邦朋著、東京教学社1993年刊)

 地球温暖化の原因は何か、地球環境を維持しているのは太陽である。太陽からの電磁放射は過去150年ほどの間でわずか0.2%程度の上昇にすぎない。だから太陽放射の増加によるものではない。
 太陽からは秒速450kmの超音速のガスが宇宙へ吹き出している。100万度という超高温のコロナからの熱風を、地球の磁気が防いでいる。金星は地球とほぼ同じ大きさで、太陽からの距離が地球より20%だけ近いだけのなのに、磁気がないために太陽風をそのまま受けて、大気温度が400℃の灼熱の星となっている。
地球は太陽系の一惑星、宇宙には太陽系のような惑星が500位も見つかっている。その中の稀有な天体である小さな地球上で、私たちは生命をいただいている。

 難しい宇宙の話から色の不思議な現象まで、常日頃感じている疑問に対して、私たちにもよく分かるようにゆっくりと噛み砕いてお話していただきました。「宇宙から青と緑の神秘な姿の地球を見て、人生観がすっかり変わった」と多くの宇宙飛行士たちは語っています。宇宙船地球号に乗り合わせてたった一度の人生?を共存しているすべての生き物をいとおしく感じました。

広報委員長 萩野宏樹

2010年10月12日火曜日

10月12日MS 神奈川県倫理法人会幹事長を拝命して!@横浜市中央


 今回の講師は(株)ティー・シー・エス 代表取締役、県幹事長の川内(かわうち)美喜男氏。昭和32年生まれの53歳。熊本県出身で5人兄弟の末っ子、平塚市在住。
 訪問介護支援・訪問入浴サービス・デイサービス・福祉用具リースなどの介護サービスを主としたお仕事をされており、トータル・ケア・サービスが社名の由来。昭和55年に開業、実際に介護の仕事を始めたのは平成元年から。社員数約160名、所有車は訪問入浴サービス車を含め53台、横浜では戸塚区と南区に営業所を構えている。

 入会は平成14年。入会のきっかけは「職場の教養」がある商店のレジに積まれているのに気づき、毎日の朝礼でする話に困っていた私は、これを見てすぐにとびついた。
 事務所のある伊勢原市に会場のある法人会連絡先をこの冊子の裏の方の記載から探し、電話して入会の申し込みをした。伊勢原市倫理法人会の事務所で手続きを終えたら、すぐ幹事をやれと言われ、翌年は事務長、翌々年は専任幹事、その次の年から3年間会長をさせてもらった。相談役になって自宅近くに少し前にできた平塚市倫理法人会に移籍し、一会員から再スタートのつもりでいたところ、県の幹事長を拝命した。

 会員を増やしていくのは大変なことは実感している。しかし、幹事長として自分としても月に1社、年間12社は入れていこうと思っている。言っていることの輪っかとやっていることの輪っかがなるべく重なるように、交わる度合いを大きくしていきたい。役職が自分の受け皿を大きくするのか、自分で大きくしていかなければいけないのかと思うが、まだ幹事長の仕事を充分掴みきれていないところもあるので、皆さんに助けていただきながらやっていきたい。

 倫理法人会に入って色々なことを伝えるのを覚えた。本社で毎日「職場の教養」を使った朝礼を実施していたが、営業所には年2-3回しか行かなかった。これを数年前から朝礼に各営業所を回るように改めた。おかげで第1回県朝礼コンクールでは優勝することができた。
 日常動作では、トイレのスリッパを揃える トイレのフタを閉めるなどの後始末を社員に指導している。これは後の者が気持ちよく使用できるようにするため。挨拶は特に重要で「おはようございます」「行ってきます」などを徹底。出先から戻ってきたときなど、「お疲れ様」「ご苦労様」がよく使われるが、これを止めさせた。「ありがとうございます」などの言葉に置き換えている。

 川内幹事長の軽妙な語り口の中にも、温かみの感ぜられるお話に感銘しました。

 広報委員長 萩野宏樹

2010年10月7日木曜日

特別合同セミナーのおしらせ

【行事のご案内】
 特別合同モーニングセミナー
 平成22年10月31日(日)9:00~10:30 新横浜国際ホテル

 ◆全県規模のモーニングセミナーです。モーニングセミナー進行の確認と
  3名の会員による体験報告で構成。伏木久登方面長が指導にあたります。
  詳細案内は後日、ご予定よろしくお願いいたします。

2010年10月5日火曜日

10月5日 正しいモーニングセミナーの進め方@横浜市中央


モーニングセミナーは早朝の勉強会ですから、明るく活気ある運営を心がけなければなりません。それがため、倫理研究所では毎年少しずつですがモーニングセミナーの運営方法に変更があり、当会ではこの方針にのっとり、年に一度は、正しいモーニングセミナーの実践方法をおさらいしています。
そこで本日は「正しいモーニングセミナーの進め方」と題して、当会前嶋相談役にポイントごとにご教示いただきました。

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●1.MSの目的 

1.純粋倫理の学習・実践の場
・座って行う朝礼であり、挨拶・返事の実習 ・積極性を養う
2.朝方の生活習慣を体得する場
3.異業種交流・情報交換の場

●2.参加者の心構え

1.『万人幸福の栞』は忘れずに携帯する。
2.前方に空席を作らないよう、前から順に着席する。案内係は、アナウンスする。
3.モーニングセミナー中は、姿勢を正す。
4.「ご起立ください」、「ご着席ください」は、速やかに、椅子の出し入れは両手で持ち
  出来るだけ音を出さないように気をつける。
5.朝食会へ積極的に参加し、交流を深める。

●3.リーダーの役割

1.進行係・朝の挨拶リーダー・誓いの言葉リーダーの張りのある大きな声、きびきび
した所作によって、会場に凛とした活力をつくること。

・呼ばれたら、「ハイ」と元気良く大きな声で返事をして、サッと素早く演壇に進む。

2.「MSマニュアル」どおりに基本に沿ってテンポよく進行する。(進行係が重要)

・「進行要領」を目線の高さに持ち、メリハリのきいた大きな声で進行する。
・ベルは、5秒間鳴らす。
・各リーダーが席に戻るのを待たずに、演壇を離れたら次項目を進行させる。
3.各係は、上着・ネクタイ着用を原則とする。(女性はそれに順ずる服装)
    また、登壇しやすい前方に着席し、出入りをスムーズに行う。
4.初参加者のフォローを役員に分担して貰う。

  (2分前に起立し、ベルを5秒間鳴らす)
●4.「開始2分前です。姿勢を正して静かにお待ちください」
  1.開始2分前になったら会場の扉を閉める。
  2.静粛にして音をたてない。両親・祖先に思いをはせる。

  (定刻に起立し、ベルを5秒間鳴らす。全員に向かって一礼)
●5.「役職名○○、進行いたします」
「○月○日火曜日、ただ今より横浜市中央倫理法人会・第○回経営者モーニングセミナーを始めます」
  「なお、本日は講話者として○○役職名のご出席をいただいております」

●6.「倫理法人会の歌『夢限りなく』斉唱、ご起立ください」(CDスイッチON)
  1.行動旗に正対し元気良く歌う。歌詞は暗記する。
  2.三番まで歌い終わったら、「ご着席ください」。
3.音楽担当は、曲を同じ音量で最後まで流すこと。
●7.「朝の挨拶 ○○役職名」、
  1.リーダーは、元気良く返事をしてサッと素早く演壇に進む。
    ・登壇時に、行動旗に黙礼する。
  2.リーダー:「皆さん!」と号令をかけ、全員:「おはようございます」と合わせる。
7-1.「17カ条斉唱」、
  1.司会:「17カ条斉唱、目次をお開きください」
    ①「栞」は、逆ハの字に両手で持ち、目の高さに上げて読む。
    ② 参加者全員の準備が整ってから始める。
  2.リーダー:「万人幸福の栞、今日は」、全員:「最良の一日」
    リーダー:「今は」、全員:「無二の好機」・・・・
7-2.「万人幸福の栞、輪読」
  1.司会:「万人幸福の栞、輪読、第○条○○ページをお開きください」
    ①「栞」は、逆ハの字に両手で持ち、目の高さに上げて読む。
    ② 参加者全員の準備が整ってから始める。
  2.リーダー:数字とテーマを読む
例:「1、今日は最良の一日、今は無二の好機(日々好日)」
  3.リーダーは、まず最初の段落を読み、なるべく多くの出席者が読めるよう、
    適当に区切る。全員参加で積極的に読む。
①段落で区切るのが原則。(3行程度が望ましい)
    ② 段落が6行以上の場合は、途中で区切る。
    ③ 区切る時は、元気良く「ハイ」と言う。読み手も「ハイ」と返事して読む。
    ④ 「ハイ」の返事が複数の人で重なった場合は、声を合わせて読むなど聞き心地が
      よくなるよう工夫をする。
  4.返事がなかったり、読み間違えたりした場合は、妥協なく指摘する。間違えた人は
    「ハイ」と返事し直してから、正しく読み直す。
    ・1字1句とも間違いを見逃さず素早く指摘する。間違えても悪びれず続きを読む。
   5.最後の数行はリーダーが読む。そのときは「ハイ、ありがとうございました」と
ゆっくり言ってから区切って読む。
  6.リーダーは栞を閉じ、「以上で輪読を終わります」と一礼し、行動旗に黙礼してから
    席に戻る。

●8.「会長挨拶、○○会長」
  1.会長は、元気良く返事をしてサッと素早く演壇に進む。
  2.挨拶は5分以内でまとめ、講話者がある場合は挨拶の中で紹介する。

●9.「会員スピーチ、○○役職名または○○さん」 (倫研講師派遣時のみ)
  1.スピーチする人は、元気良く返事をしてサッと素早く演壇に進む。
  2.スピーチは5分以内で、自己紹介(会社名・役職・氏名)の後、スピーチを行う。
  3.発表内容は、以下のいずれか
    ① 純粋倫理の実践と体験
    ② 個人的な実践(将来の夢、希望、生活信条、健康法等)
    ③ 家庭内の実践(家族の美点発見、父母との思い出等)
    ④ 会社内の実践(経営理念、社風、社員教育、自社の伝統等)
    ※特定の政党や宗教、他人の中傷・批判、特定の商品・団体の宣伝などしない。

●10.「講話、○○役職名または○○様」 (特にテーマは必要なし)
  1.講話が始まるとき、会長と進行係は参加者側の自席へ移動する。
  2.事前に講話者に「7時25分終了」「終了5分前に合図する」事を伝えておく。
3.講話が終了した時点で、会長と進行係は元の席へ戻る。
  
●11.「連絡事項、○○役職名」

1.担当者は、元気良く返事をしてサッと素早く演壇に進む。
2.挨拶や感想は言わない。簡潔に3分以内でまとめる。
3.入会式は、テキパキと進める。(マニュアルは、会長挨拶の時に行う)

●12.「誓いの言葉、○○役職名」、「ハイ」、間髪容れず「ご起立ください」

1.リーダーは、元気良く返事をしてサッと素早く演壇に進む。演壇に立ったら一礼。
2.一日の始まりを気持ちよく迎えられるように、明るく元気良く行う。
3.リーダー:「ただ今より実践の決意を誓いましょう」※後ろの席まで届く大きな声で
  「今日一日(いちじつ)」 ※力強く
   全員:「朗らかに、安らかに、喜んで、進んで働きます」
4.一礼して席に戻る。
5.「ご着席ください」

●13.「以上をもちまして、横浜市中央倫理法人会・第○回経営者モーニングセミナーを
終わります」
  (ベルを5秒間鳴らす。)
進行係:「ありがとうございました」
全員:「ありがとうございました」 (拍手)

●14.後始末
  1.会長は、講師にお礼し、朝食会場へ速やかに案内する。
  2.名札の回収、後片付けを手早く行う。
  3.初参加者を、朝食会場へ案内する。

広報委員長 萩野宏樹