2010年4月6日火曜日

4月6日MS 「健康は誰のもの」@横浜市中央


本日の講師は当会監査、㈱野毛電気工業創業者・現会長の佐藤日英雄氏。当会最高齢の今月12日に米寿を迎えられる同氏だが、背筋をピンと伸ばし顔色も良く、お世辞抜きにとても若々しい。

東芝研究所に勤務していたが、敗色濃い昭和19年に満州部隊要員として入隊、1年の間に沖縄まで転籍、制海権を失った中での移動で九死に一生を得た。21年に復員して横浜野毛山近郊で特殊抵抗ランプを製造、現在は金沢区福浦に本社工場を構え30数年経つ。同社は半導体部品メーカーで精密メッキを専門としている会社で、社員数約200名、今年創業60周年を迎える。当初はNEC1社のみとの取引関係だったが、取引先を拡げる努力を重ねたことが企業基盤を築き、発展と安定をもたらしたという。

本日の題名「健康は誰のもの」は、社員の健康第一を考えて同氏が当初小冊子にまとめて配布した書名と同じ。得意先や関係者にも配布して好評を得たので、内容見直し・追記をし本にした。増刷を重ね、平成18年には第4刷「続、健康は誰のもの-素晴らしい生命力 自然と共に」を発刊(非売品)した。私たち会員にも贈呈してくださった。

年少時は身体が弱く、磯子区の「峯の灸」に通ったことがあり、健康管理に関心を持つようになった。また20年ほど前、養魚場で生の川魚を食べたのが原因でやっかいな寄生虫にとりつかれたことがあった。2回の外科手術でも退治できなかったのが、たった5日間の入院で完治した経験が西式健康法に傾倒したきっかけという。これは冷温浴や食事療法等の自己治癒力を活かす治療法。健康法のうち①硬枕②朝食抜き③毛管(毛細血管)運動を紹介された。毛管運動を朝夕必ず行うことで、全身の血液循環を正常にし、手足の疲労を治す効果があるとして特に勧められた。上着を脱いで実技されたご様子は毎日西式健康法を実践されていらっしゃるだけに、私などより、ずっときびきびとした身のこなしをされていました。

事務長 萩野宏樹

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