2011年12月27日火曜日

12月27日MS「あいさつと掃除で会社が変わる」@横浜中央

本日は、本年最後のモーニングセミナー。
神奈川県倫理法人会相談役、(株)ニッコーの山崎貞雄(やまさきさだお)氏のご出席をいただきました。

創業当時は必死を通り越して何でもすぐやったはず。心配などしている暇もない。そうした創業の精神を忘れずに働くことが重要ですよね。

私の会社では「自分の子供に安心して食べさせたれる食品を作る」ことを社是として、しっかりと磨き上げるほどに掃除をおこなっています。
時を守り場を清め、礼を尽くし、食品の命である素材を大切にする。
そして新鮮・安全で本物の味を提供し続けたい。

掃除はやらせようとするのではなく、自ら掃除をしている姿を社員が見て手伝ってくれてます。
「手伝いたい人はどうぞ。」という精神です。

挨拶も掃除もあきらめず、妥協せずに、実行することが肝心です。
人間の能力にさしたる違いがない以上、妥協せずに続けられるか否かだと思うのです。


2011年12月13日火曜日

12月13日MS「会員スピーチ」@横浜中央

本日のMSは会員の小峰千恵美さんです。入会して2年7ヶ月が経ちました。たくさんの人の体験談をきき勉強させてもらっています。このたび帰省し、母親に感謝の気持ちを表す事ができました。沖縄の本島宮古島です。仕事の合間を縫って帰ってきました。母は90才になりました。今は元気です。会えるときに会っています。生んでくれたことに感謝の気持ちを表すことができました。いつもは喧嘩みたいになってしまいます。今日はそういうことがないよう手紙を書きました。大変な生みの苦しみに耐えて私を生んでくれたことに感謝する手紙を書きました。自分でも生みの苦しみを体験しました。帰るときに手紙を渡しました。結果は聞いていませんが、たぶん喜んでくれていると思います。恩返しをしないといけないと聞いていましたので、今回実践できました。
本日の2人目は山本和彦様の「芋洗い道場の威力」です。
芋洗い道場とは、大きなたらいに沢山の芋を入れるとお互いがこすれあい、泥が落ちる。転じて切磋琢磨し、競い合って向上するということです。朝起きが苦手でしたが、朝起きに本気に取り組み、病気も克服できました。実践、何があっても4時起き。風邪で熱が出ても4時になったら起きる。肩の力抜けた。朝の効用。病気は朝起きで治る。生命の自然のリズム。午後11:00~午前1:00が副交感神経もっとも働く。午前1:00を過ぎてから8時間寝てもポイントを外してしまう。朝は明朗に満ち、朝は希望そのもの。命の鼓動。目が覚めたらすぐ飛び起きよ。朝を制する者は人生を制する。人間のわがままは朝寝から。朝寝→夜更かし、要らぬことを覚える。悪戯悪行悩みの人生。
仕事も早起きだけをやってごらんなさい。どんな苦しい病、早起きは威力ある。早起きはスタートライン。一日の出発。話がよくまとまる。仕事を追うからです。人生の勝利者となる。今日は2度と来ない。立ち遅れたら負けだ。
3つの言霊
①絶対に寝たきりにならない。
②青空無限大の喜び。生きることを楽しむ。幸せな人生。松下幸之助。一つだけの間違い。100歳まで生きる。までではなく以上にしませんか。大事です。
人生を大きく分けます。目標を設定するには言葉に注意してください。MS50社以上。弾みがでてきます。楽しくなります。
③現状維持ではなく先へ先へ。若返り。目標を持つ。時間、運動と食べ物。運動中高年は無理してはいけない。


本日の参加は20社、20名でした。

広報委員 奥 直博

2011年12月6日火曜日

12月6日MS「戦後の社会を顧みる」@横浜中央


本日は横浜商科大学理事長の松本英二氏です。
自由と責任はひとつのもの
枠の中の自由も裏に責任がついてくる。自由と責任はひとつのもの。
無制限の自由はない。権利がある裏には義務がある。
日本人の帰属意識の低下
祝祭日に国旗を掲揚する家庭は少なくなってきている。国旗国家法によると国旗は横寸法が基準で2/3が縦、日の丸の中心は対角線、直径は縦の3/5、地の基準は白、日の丸の色は紅。紅とはクレヨンの赤に黒が混ざったもの。掲揚しないのは、スペースがないのではなく意思がないのでは。
大東亜戦争、日露戦争、真珠湾攻撃、極東軍事裁判など歴史に関する講義のなかで松本先生の教育者としての人柄が垣間見れました。
本朝の参加は18社19名。ゲストは上野神奈川第一地区長、戸塚泉栄準倫理の水戸先生、丸の内様でした。
広報委員長 奥直博

2011年12月5日月曜日

忘年会




































昨晩はヒデズキャフェにて私たち会員仲間の若林一声幹事の古希お祝いと忘年会を開催致しました。
当会場では役員会を終えた後の開催ですが会場を知らせる案内図が分かりにくいとの声があり、グーグルマップをファックスすると地図が分かりにくくなるので工夫が必要だとの意見がありました。
プレゼント交換はそれぞれ工夫を凝らした品を持ち寄り行われました。会場は熱気であふれていました。
広報委員長 奥直博

2011年11月29日火曜日

11月29日MS「恩を忘れるな」@横浜中央



本日は、(社)倫理研究所法人局法人スーパーバイザーの星野幸一氏です。
モーニングセミナー
MSに出るといいことがあります。会員の皆様はMSに出てきてください。MSは倫理のシャワーです。体験しにきてください。
戦略の正しさの判断
ある程度年配者になって身の回りの関係者が幸せになっているか、豊かになっているかどうかが、自分がしてきた戦略が正しかったかどうか分かります。
今週の倫理の活用
上を詰め、下にコメント書けるスペースをつくりコピーしたものをパートさんに配ります。読んだ意見を書いてもらいます。集めて返事を書きまたパートさんに返しています。パートさんも勉強し、いい意見をいってくれます。このことでパートさん教育に活用しています。
桐生の織物
高い技術を人に伝えていくということ。いまの幸せは先輩先祖のおかげです。後の世代に継承していく、倫理も同じです。
おいしいの一言
食事をしていて催促されてからでなくおいしいといっていますか。感謝を感じることが大切です。
本日は23社23名。ゲストは横須賀市倫理法人会小田代表、横浜市倫理法人会 佐々木研修委員長、川崎市倫理法人会 渡辺さんでした。

2011年11月22日火曜日

11月22日MS「会員スピーチ」@横浜中央


本日は会員で元テレビ神奈川 製作部プロデユーサー 株式会社気動 代表取締役 伊東良平氏です。「メディアを見抜く力」と題し、民放テレビの情報のつくられかたの話です。
「メディアリテラシー」
メディアを単純に信じてはいけません。メディアを使いこなす能力が注目されています。
テレビがあまり必要とされなくなっています。テレビや新聞をあまり見ない人が増えています。スポンサーの減少、制作費も下がっています。約250万人の人が地デジに移行していません。
「テレビの映像は現実的には実像ではない」
テレビの映像にはたくさんのフィルターが入っている。プロデューサー、ディレクターの主観的に選択されたもの。デモの映像はデモ隊側と警察側のどちら側から撮るかで印象が違ってくる。バランスのいい映像を撮るのは難しいため実像は伝わりにくい。テレビの撮影、編集の製作の過程を経ると客観性が低くなる。インタビューは実際10倍以上の時間撮影したものを1分~3分にまとめているため短い時間に伝えなければならない。そのため最後の話を先にもってくるなどテクニック的な手法を使うために正しい意図が伝わりにくい。
ゴールデンタイムの情報番組やスタジオものはアバウト、インパクト、わかりやすさの観点から編集されているので下手をするとセンセーショナリズムを引き起こしかねない。
「視聴率至上主義」
製作は視聴者ではなく視聴率のために番組を作るために実態がわからないことがある。特にゴールデンタイムは視聴率を気にするようになっている。ニュース報道番組は以前よりも増して視聴率は製作判断の基準になっている。夕方5時代のニュースは、視聴率をとるための企画(デパ地下グルメ化芸能動物観光ネタetc)で製作され、ワイドショー的になっている。
小泉元総理の政治ネタがテレビとしては面白かったため、小泉劇場で視聴率が上がった。
ワイドショーの報道ネタ化。
漢字が読めない、ホテルのバーで毎日飲んでるサブネタをクローズアップした麻生元総理の報道は本筋から外れていて、本筋を見誤る。鳩山、管元総理の報道にもはじめ持ち上げあとで落とすなどテクニック的な手法が使われた。
ニュース報道番組は局の社員が製作、普通の番組は製作会社であったが最近は違う。ニュースステーションは、久米宏の所属事務所が製作する条件で彼が入った。分業化が進む。局の社員は記者クラブの情報だけを扱う。製作の下請け孫請け化、低賃金長時間、仕事としていい形にならない場合が多い。
情報ステーションは古館事務所が製作するが、ライターがこのテーマではこういうコメントというふうにかかれている。つくりものとしてのニュース。社員は記者クラブ情報だけを流している。検証の報道という本来のメディアのあり方の方向性を見失っているのではないか。
どこまでが真実かわかりにくい時代において、マスメディアだけでなくフリーメディア、ネットメディアを含めて自分でチョイスしての確認が、これからの生活を築くために大切になります。新聞部数は下がっている、広告のデジタル化、今までの基盤がくずれていきます。テレビにおいては地上波だけでなく、BS、CS広範囲のメディアを自分の目、頭で見ておくことが大切です。情報に接する時間も限られています。自分から選んでうまく付き合っていってください。良い明日を。
本日の参加は24社24名ゲストは、神奈川第一上野地区長、青葉区倫理法人会 宮崎さん でした。

2011年11月15日火曜日

11月15日MS「実践している企業の共通点と倫理実践」@横浜中央

本日の講師は埼玉県倫理法人会会長・株式会社山香煎餅本舗 河野武彦氏です。
山梨県農家の長男。22才上京、24才独立
第1の危機
 わがまま、夜型、浪費 業績悪化、取り込み詐欺に遭う。遊びをやめ必死に頑張った。
第2の危機
 奥様に助けられる。時代の変化とともに新しい商品を作った。
倫理法人会入会
 カンと度胸とドンブリ勘定を中止。社員の成長は社長の責任。
 役を喜んで引き受けるうち時間の使い方がうまくなった。まかせることで部下が育った。
最後に人に喜ばれる多さが質の高さが品を高めるとしめくくられました。

2011年11月1日火曜日

11月1日MS「継続は力なり」@横浜中央

本日の講師は(株)江戸清の代表取締役 高橋 伸昌氏です。明治27年創業、117年の歴史を持つ老舗です。慶応大学出身。53才、社長を10年経験した。趣味は釣り、ゴルフ。福沢諭吉「学問のすすめ」をよく読んだ。人は平等であるが、学ぼうとする者と学ばないものとの差は必ずでてくる。屋号の由来は肉屋の江戸屋と高橋清一の清をとって江戸清となった。中華街で豚饅がヒットした。115年のとき社史を作った。戦後、日本での肉文化の発展に貢献して来た。今年店舗を新しく作り変えた。店前の道幅を広くとり、お客様をもてなしています。最後に企業を継続していく、存続させていくことが大事です。経営とは時代に対応して形を変えていくものですと締めくくられました。

本日は24社24名、ゲストは水戸まさし参議院事務所から丸山様。川崎市南倫理法人会の伊藤監査。(株)江戸清から安田様でした。

広報委員長 奥直博

2011年10月25日火曜日

10月25日MS「13歳でベトナム難民として来日して」@横浜中央



本日の講師は日越ものづくり機構 副代表 宇円盤 幸 氏です。
子供時代、家は海の上でつくられていた。海では鰈や小さいマグロ、
エビが採れた。鮫はあまり居なかった。現在はレストラン、ホテル、
高層ビルが建てられている。正月はトランプで楽しんだ。小学校は1クラス45人、5クラスあった。アルファベットのWとZは使わない。最初の脱出は小学校3年8歳の時で50人から70人で脱出を図ったがばれてしまった。11回目の脱出は一部はばれてしまったが、縦2.5m、横4.5mの船に43人乗った。食料、水は4日分、1日1食節約した。5日目の未明、アメリカのタンカーに発見された。船のエンジンが故障したのでタンカーに乗せてもらうことができた。米国のタンカーは大阪行きだった。大阪ではバスが2台待機していた。くつも履かずスリッパだった。難民センターでは初めて日本食を食べた。23名は、アメリカ、フランス、オーストラリアを希望した。バスで品川の難民センターに移された。ここで欧米に行く23名と別れた。センターではひらがな、カタカナ、読み書きを覚えた。成田で久しぶりに母に会い、空港内のレストランで一緒に食事をとった。古い一軒家で家族で生活できた。
7年が経ち父はリストラに会い、定時制に通いながら働いた。学校は休んだことはない。神奈川大学に推薦編入した。7時半に家を出て、白楽に9時、バイトと学校で忙しかった。ベトナム語の講師として働いた。高校4年のとき日本に帰化した。300人程が日本に帰化できた。2005年板金屋さんで研磨のリーダーとなった。溶接では4つの資格を取った。その後退職を希望した。日本とベトナムの架け橋になることを希望した。昨年11月にスタートしたばかりですがよろしくお願いします。

本日は23社、23名、ゲスト様は北倫理法人会 園部幹事でした。

広報委員長 奥直博

2011年10月20日木曜日

10月18日MS「経営者の目指すもの ~利他の精神の実践」@横浜中央



本日の講師は、 (株)オカニワマネジメントサービス代表取締役で倫理研究所法人局法人スーパーバイザー 岡庭武利氏、昭和14年埼玉生まれ。公認会計士、税理士、元NHK文化センター講師。


会社や社員、お客様を大切にされるスーパーバイザー岡庭氏の人柄が感じられる講義でした。内容は1.経営とは「環境適応業」である。2.経営とは、「経」のタテ軸と「営」のヨコ軸からなっている。3.生命の原点に回帰する。4.希望は、心の太陽である。5.利他の精神の実践。


本日の参加は23社、23名。ゲストは、神奈川県倫理法人会第一地区長 上野博之氏(アシストクルー株式会社)、横須賀市倫理法人会 会長 小田洋氏(株式会社エムアイシー)でした。
広報委員長 奥直博

2011年10月4日火曜日

10月4日MS 会員スピーチ 

今朝のMSはプルデンシャル生命の若林弘章さんと、須藤事務所の須藤啓子さんによる会員スピーチ。


若林弘章さんの学生時代は野球に明け暮れ、野球による推薦入学も検討したほどの若林さんは在学中に宅地建物取引業資格を取得、大手不動産会社へ就職を果たして店長職もこなし、今は生命保険を通じて多くの経営者達に会えることで日々学びを得ているとお話されました。
倫理法人会ではお互いを尊敬しあう人たちからのよい影響を受けているとのこと。

須藤啓子さんは両親の温かい家庭から自由奔放、のびのびと育てもらったことに感謝し、とても素直な性格のまま野村證券へ入社。経理部から主計局、監査役室と大変な職責を担いながらも、職場に順応し早期退職時には100人規模の送別会を開いてもらったとのこと。
会社の行事で覚えたボーリングも持ち前の「やるからには中途半端にはやらない。」という信念から、かなりの腕前と伺いました。

倫理法人会に入られた仲間の話は普段聞けないお互いを知るとてもよい機会ですね。
 本日の参加者は23社23名でした。

横浜市北倫理法人会の右城副会長にもお越しいただきました。ありがとうございました。


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若林一声さんの行ってきた長年の笑いを通じた慰問などボランティア活動が認められて、東宮御所にて皇太子ご夫妻に謁見することと相成りました。
若林一声さんおめでとうございます!

2011年8月23日火曜日

8月23日MS 「100組の新郎・新婦の笑顔」~笑顔は人生のパスポート~@横浜市中央


 本日の講師はスマイル&マナーコンサルタント、ヴィナカ 代表の高橋 美緒氏、生粋の横浜育ち。「アニヴェルセル表参道」というウェディングの館で5年間接客・接遇の専属講師を務めていたので、今日の話しのタイトルにこのような名前を付けたという。
 早速アイスブレイクとして、受講者が2人1組になってジャンケンをする。負けた方が相手の美点を一言ほめる、このジャンケンを繰り返すゲームだ。リズムカルに相手を即座にほめるのがよいそうだ。自然と互いに良い笑顔になっていく。

 小・中学校の頃はいつも下ばかり見ている、笑顔が全然できない目立たない子だったとのこと。電機会社に就職して、総務のOLに。挨拶と笑顔にだけは人一倍気を遣った。博覧会のコンパニオンに応募して経験後、イベント会社に移り制作・運営に携わった。
 「共育」を自分の仕事にしたいと考え、研修会社を経て上記のウェディング会社に入社したとのこと。昨年、笑顔を基軸とした研修・セミナー・講演などを行うコンサルタントとして、「ヴィナカ」を立ち上げた。

 「アニヴェルセル表参道」に勤めていたときのこと。ここには本格的なチャペルがあり、ウェディングでのページェント・スタイルが売りとなっていた。新郎・新婦が館の周りを歩く間、ゲスト・従業員のみならず街の人たちからも祝福されるのだ。笑顔が輝いている組はまことに素晴らしい。心からおめでとうと言ってあげたくなる。無表情な組には輝きはない。
 感じの良し悪しは口元から。歯を見せるのが自然な笑顔。口角を少し上げるだけで感じが良くなる。そこでコツをつかむため、笑顔のつくり方のトレーニング開始。割り箸を唇で挟んでの表情筋・大頬骨筋を働かすストレッチ、2人1組のスマイル体操を楽しく行いました。

 笑顔の効用として
①ホルモンの分泌により免疫力が高まり、健康に良い
②お客様に好感度を与えられればリピータに結びつき、自身もやる気が出て儲けに繋がる
③笑顔は周りに伝染し、従業員が変わる

 注意することが教育だと思ってしまいがちですが、相手に常に関心を持って小さなことでもほめることの方が、楽しい環境をつくり互いのテンションを上げるのに効果的かもしれませんね。

 広報委員長 萩野宏樹

2011年8月18日木曜日

100社達成記念 花火鑑賞会


昨晩は横浜市中央倫理法人会の100社復帰達成記念として、ホテルモントレ横浜にて花火鑑賞会を開催致しました。

今年は震災の関係から、横浜市では通常3回の花火大会が昨晩の一度だけとなり、35万人の人出であるというアナウンスもありました。

通常利用する宴会場やレストランからの景色とは違い、屋上から見る花火はさほど熱くなることもなく夏の夜空に大輪の花を咲かせていました。

2011年8月9日火曜日

8月9日MS「我が国の領土問題・その解決策」@横浜市中央


 本日の講師は元海上保安大学校 校長 三宅教雄氏、昭和7年台湾生まれ。中学1年のときに終戦で内地に引き揚げたとのこと。海上保安庁一筋で30有余年、第2管区本部長などを歴任後、昭和63年に海上保安大学校校長に就任した。

 本日の演題に領土問題を取り上げたのは、海上保安庁の仕事の中に領土保全のための領海警備がある。現場は非常に苦労しているが、何年経っても旧態依然で全然変わらない。
 退官して何とかならないかと歴史を紐解くと、不合理なことが多々ある。私なりに考えた結果、こうすれば解決に近づくのではと思っていることをお話しする。なるほどと思う部分があれば世間に広めてほしい。

 わが国には領土を示す国内法がないのが根本的な問題。

1.北方領土
 ロシアによる終戦直前の侵攻により、北方4島の不法占拠が続いている。

2.竹島
 1952年、李承晩ラインを設定し、竹島(島根県隠岐郡五箇村)を取り込む。 
 1954年、韓国軍が不法占拠し、以来実効支配が続いている。

3.尖閣列島
 膨大な石油資源の埋蔵が報じられてから、中国・台湾が相次いで領有権を主張しだす。

4.中国共産党の沖縄属国化工作
 「琉球共和国」を建設し、中国共産党の支配下に置こうとするもの。

 これら領土紛争はサンフランシスコ平和条約で、我が国放棄領土の帰属先を明確にしなかったことに起因する。そこで締結国を招請して多数決により解決策を見出すよう、米国政府にその取りまとめを要請するのが、我が国周辺の安全保障にも役立つとの方策を示された。

 領土・領海に関係したロシア・中国・韓国などの身勝手・横暴な振舞いには歯軋りすることが多いのですが、声をあげなければ打開に向けて進展しませんね。


 広報委員長 萩野宏樹

2011年8月2日火曜日

8月2日MS 「昆虫採集に魅せられて」@横浜市中央


 本日の講師は小田原紙器工業株式会社 代表取締役の木崎 庸雅(きざき つねまさ)氏。小田原市倫理法人会の会長をされている。最初に会社の紹介があり、富士写真フィルム(株)小田原紙器製作所から分かれた会社で、15年位前までは写真フィルムの包装箱が中心だったそうだ。デジカメ化の進展によりほとんど皆無になり、今では富士写真フィルムからの仕事は以前の半分になってしまった。そこで食品包装箱・CDジャケットなど紙加工品・段ボール箱などの製造を行っているとのこと。

 本日はご自身の趣味であり、研究対象にしている昆虫に係わる昆虫採集全般についてのお話をいただいた。日本甲虫学会正会員で、私設博物館「はこね・おだわら昆虫館」の副館長、神奈川県立「生命の星地球博物館」友の会会員として、子供たちへの自然観察指導等のボランティア活動を続けている。
 昆虫採集の方法も本格的で、講師が実際に使用している大きな網に8mほどの柄の付いた実物を示していただいた。このくらいでないと高さが届かないので調査の役に立たないという。トラップを用いる方法として、パンストの一部にバナナを入れ、木に吊るして昆虫を呼び寄せて採集する方法を実演された。
 ここで講師からのプレゼントとして、土曜日の夜にご自身が私たちのために地元で採集してくれたカブトムシとミヤマクワガタの紹介があり、お孫さんなどにどうぞと用意してくださった。

 昆虫が独自の進化を遂げるといわれる離島へ講師はしばしば調査に出掛けており、「離島アドバイザー」を自称している。北海道は利尻島・礼文島から沖縄は石垣島・与那国島まで、希望に応じた離島を紹介できるという。

 講師が専門に研究している昆虫はハナムグリとのこと。500種位いて色彩変化が非常にあって新知見を専門誌・学会誌へ発表している。研究対象とするにはきちんとした記録データや標本の作成・保存が欠かせない。

 自然環境保護や昆虫ビジネスの問題もあり、昆虫採集にも採集禁止などの規制がかかってきているが、一般的には学習のための昆虫採集で生息に大きな影響を与えることはない。むしろ自然と触れ合うことで子供たちの心が豊かになる。昆虫採集などの遊びを普及していければと、言葉を結ばれました。

 講師がいつも元気で溌剌とされている理由の一端が分かった気がしました。

 広報委員長 萩野宏樹

2011年7月26日火曜日

7月26日MS『気配り、心配りについて』@横浜市中央


本日の講師は神奈川県倫理法人会 事務局の東郷芳保(とうごう よしやす)氏、昭和18年1月31日、横浜市生まれの68歳。兄弟は姉・兄・姉の末っ子で晩産だった。明治の人は長男を大事にしたと言われるが、我が家もその通りで、小さいときは食事の内容でも兄と差をつけられてくやしい思いをした。が今になって考えると、長男は他と違う役目を与えられており、病気の父親に代わり働いて生計をたて、私の結婚のときには親代わりになってくれた。

 高校卒業後、日本石油に入社、地元の横浜製油所に配属されたが、3年後に札幌支店に異動、その後大阪の本・支店に勤務して、横浜支店に管理職で戻ったが、2年で千葉支店へ転勤した。10数年後特約店と日石の合弁会社設立の提案が認められ、その販売会社の専務となった。
 傘下に20数箇所のガソリンスタンドがあったが、その一つで『職場の教養』を置いてあったのに気づいたのが倫理と出会うきっかけとなった。所長自らトイレ掃除をして室内も非常にきれいで、業績も上がっていた。

 63歳で定年退職、誘いを受けてある会社に総務部長で再就職。社長から社員教育を依頼されたことから『気配り、心配り』を作成し、各事業所を行脚してその内容を話した。
 お客様とのコミュニケーションでこんな事例がある。大事なお得意先の会社の社長がお亡くなりになり、今日お通夜という当日の朝、本社に現地から連絡があった。連絡を受けた本社では大慌てで各種予定を変更し、通夜・葬儀に対応した。現地の営業はお得意先と日頃からもっと頻繁にお付き合いを深めるとともに、本社にも報告・連絡を的確にしていなければならなかった。要するに企業人として気配り・心配りが大きく欠けていたということである。
 16ページの冊子には上記コミュニケーションを含め、6項目について、事例付きで分かりやすく、気配り・心配りが必要なことが説明されている。

 最後に講師が座右の銘としているサミエル・ウルマンの『青春』の詩を朗読されました。いつまでも心だけは若く保ちたいと同感しました。


 広報委員長 萩野宏樹

2011年7月19日火曜日

7月19日MS『出会いの素晴らしさ』@横浜市中央


 本日の講師は発足時からの当会会員で、(株)市川総業 代表取締役の市川智志氏。横浜市磯子区在住、44歳。9年ほど前、当会立ち上げ時に横浜市北倫理法人会からの異動メンバーとして、設立活動に奔走した。そのなかで一番若かったこともあって、仲間から叱られながら使われたが、今では良い経験をしたと思う。
 かつては熱心に参加していたが、病気になったこともあり、モーニングセミナーの会場が桜木町に移ってからは初めてとのこと。
 平成2年に起業、一度も就職したことがないので、生意気なところがあるかもしれないという。

 中学3年まで野球をして横浜高校に進学したが、在学中は一度も甲子園に出場できず応援の機会がなかった。
 東京農大を目指していたが、失敗して土に関係のある?浅野工業専門学校土木科(4年制)に入学した。在学中、掃除の仕事をバイトで始め、面白く楽しいと感じた。丁度バブルに差し掛かったときで、人手不足で自分がバイトをしている会社に同級生などを紹介していたが、卒業して2ケ月後には友人を集めて自分で会社を起こした。オファーは沢山きていたが、清掃をやろうとする会社が少なかったので波に乗れた。
 (株)市川総業は現在、ビルの清掃・設備・警備など建物の総合管理業を主体にしている。

 仕事以外にも何か社会奉仕・社会貢献をしたいと考え、政治や行政の勉強もした。平成20年にはメキシコの孤児院への支援活動を通じて、米国・カルバーシティーの名誉市民として表彰された。
 4年前からエフエム熱海湯河原のパーソナリティをしている。毎週土曜日ゲストを呼んでトークしているので、ここでも色んな人との出会いがある。
 地元の森東小学校PTA会長などもしている。子供たちがのびのび遊べる場所を造っていきたい。
 一つ一つが色んな出会いから生まれた。人生はすべて出会いだと感じている。 

 8年前、身体を壊して昏睡状態に陥り、その年に3回入退院を繰り返した。拒食症になり1年間で体重が40㎏減った。姿を見られるのがイヤで誰にも会いたくない気持ちになったが、色んな人と出会い、表へ出ようと思い返した。
 政治家を志望して亀井静香氏に出会い、前回衆院選に出馬し落選はしたが、良い経験と力をいただいた。

 児童問題評論家、魅力アップ講座講師としても活動をしているそうで、積極的に色んな人と出会い、世の中のお役に立ちたいとの講師の今後のご活躍に強く期待します。

 広報委員長 萩野宏樹

2011年6月28日火曜日

6月28日MS 『後継者の育成(体験に基づいて)』@横浜市中央


 本日の講師は(社)倫理研究所法人局 法人アドバイザー、(株)小野寺工務店 代表取締役の小野寺 照男氏、昭和10年2月14日、宮城県石巻生まれ、76歳。現在、横浜市北倫理法人会相談役を務めておられる。

 11人兄弟とばかり思っていたが、2人が早世していて実際は13人兄弟の真ん中だったことを後年知ったと言う。上京して土方のアルバイトや3年間新聞配達をするなど、苦学して大学を卒業した。
 その当時は男の出世は金儲けと考えていたので、小さくとも土建屋になって請負主になるのが一番良いだろうと思った。学校を卒業したとき、わざと小さな土建会社に就職、10年後の昭和43年に独立した。 蓄力が少なく、家内の両親から借金して始めた。

 企業のスタートは"五ない"・・・金がない、人がない、物がない、実績がない、のれんがない から始まる。ないないばかり言っていてもダメで、それを"三意"・・・熱意・創意・誠意 に変えて企業を育てていくことが大切であることを後に倫理を学んで知った。

 主にガソリンスタンドの仕事から始めたが、4~5カ所の店舗経営で最初は随分と儲かった。その頃は毎日のように飲み歩いて遊びまくり、家庭を顧みなかったという。そのツケが回ってきたのか、長男がグレて手を尽くしてもうまくいかなかった。やむなく長男を学校に行かせるのをあきらめ、自動車修理工場に住み込みで勤めさせた。
 そこの社長が倫理をやっていて、その紹介で長男を倫理学園の3泊4日の研修に参加させた。私に対する長男の態度が少し変わってきた。その後、倫理研究所の講師生に半年間採用してもらった。昭和57年、長男自身の希望で妙蓮寺の実践部に入会した。親も一緒に勉強が必要と山口先生から言われ、自分も工務店の経営に活かせると考え、家内とともに一緒に倫理を学びだした。
 河野氏と出会い昭和63年に横浜市倫理法人会に入会したとのこと。次々とお役を授かったが、倫理の勉強は役を受けてした方がよい。

 倫理学園に行ったときに、次男のことで木村先生から受けた指導は
①どんなことがあっても息子を信じてやること
②願いは息子にはっきりと伝えること
③しかし息子に何事も強制しない
④親の弱みを少し見せておく、万一の場合は家内のことを頼む、など

 高橋先生に受けた指導は
①自分の仕事を天職と思って、喜んで働く
②社会のために、金のならない仕事もやる
③夢を持って、それが実現すると思って働く
④社長はある程度の車・家を持ち、身なりを整える
 
 生い立ちから会社設立、倫理法人会入会までの波乱の人生の話で時間切れとなりました。後継者の育成については、次回に講話しますと約束されました。近い内での続きのお話しを期待したいと思います。(9月20日にパートⅡを予定)

 広報委員長 萩野宏樹

2011年6月21日火曜日

6月21日清掃デーから墓参へ@横浜市中央

集合前は朝日が射していたのに、会員の皆さんが集まってきて、イザッ掃除をしよう!ってころになったら、土砂降りになりました。

写真のジャンパーは、約2ヶ月前の100名モーニングセミナーの時に購入したもので、せっかく買うのだから安物はやめて良いものを買おうと(株)ウエマツさんにお願いしてフード付きを購入したので、こんなところで役に立ちました。(笑

降りしきる雨の中、思い思いのゴミを拾って、無事終了。

ホテル最上階にて食事をとっている間に、雨はあがって心は晴れやかに。
雨は雨でヨシ。晴れは晴れでヨシの気持ちが大切ですね。

食事をとったあと、丸山創始者の墓参に行き、会員の発展と会の繁栄を願いました。
その後、八王子の武蔵野陵に赴いて、参拝をさせていただきました。

                              会長 後藤長重



2011年6月14日火曜日

6月14日MS 不況を乗り切った経営者とは@横浜市中央


本日の講師は(社)倫理研究所法人局 法人スーパーバイザーの江上 伸雄氏、(株)エガミ 代表取締役会長。福岡市生まれ、70歳。
高卒後、父母に従い秋田県横手市に移住。婦人服店の多店舗化を進め、現在県外を含め13店舗を有する。

不況の時には経営の原点に戻るべきだが、成功者と失敗者では物の考え方にはっきりした違いがある。

成功者は
  •  過去に対して肯定的
  •  現在に対して積極的
  • 未来に対して希望を持っている
失敗者は
  • 過去に対して否定的
  • 現在に対して消極的
  • 未来に対して失望している
人の気持ちがどちらへ行くかで、結果に雲泥の差が出る。

松下幸之助は自分が成功した理由を尋ねられ、大変運が良かったとして?!次の事柄を挙げた。(松下幸之助著「道をひらく」PHP研究所刊)
①大変貧乏な家に生まれた→お金に対する執着が強く、お金ができてからも強い欲望を持ち続けられた
②身体が虚弱だった→他の人の協力を得て成果を上げようといつも考え、人の使い方が上手くなった
③学歴がなかった→他の人から何か学ぼうと、いつも真剣に人の話を聞く習慣が身についた
また、松下幸之助は不況時の対応として、
①従業員を減らさず、有給の休日を増やした→週休二日制導入の一つのきっかけとなった。
②給与を減らさず、賞与の一部を自社電化製品の現物支給とした→在庫減らしと普及促進に繋がった

石川島重工・東芝の経営再建を果たし、経団連会長・臨調会長として行財政改革の先頭に立った土光敏夫は、宴会に出席せず身の潔白を保ち、強大な組合を有する国鉄の分割民営化を実現した。
また、質素な生活を貫き、微々たる生活費以外の残りの多額の収入はすべて母の経営する橘学苑に寄付し続けたという。

先の見通しのつかぬ今だからこそ、偉大な先人に学ぶ必要があると思いました。

広報委員長 萩野宏樹

2011年6月7日火曜日

6月7日MS 『夢こそが現実を拓く』~夢は地道の中にある~@横浜市中央


 本日の講師はミュージカルカンパニー『新生ふるきゃら』プロデューサーの安田 研二郎氏、『劇団ふるさときゃらばん』創立時からのメンバー。
 『新生ふるきゃら』は地域に生き抜く人たちに題材とテーマを求めて作品を創り、全国を上演している劇団。今日は私の原点である『劇団ふるさときゃらばん』(通称ふるきゃら)の初公演から今日まで、夢への挑戦ということでお話します。
 創立当時の既存のミュージカル劇団はブロードウェイなどの海外志向だった。ふるきゃらは日本人の暮らしを描くオリジナル劇団を創ろうと意気に燃えてメンバーが集まり、1983年に創立。

 本当にどこででも受け入れてもらえるものかの検証を兼ね、最初に山形県下での全自治体公演という大きな挑戦目標を掲げた。全部で44市町村あるので、山形市に事務所を設け、そこを営業(制作部隊)の宿舎にした。一つのまちやむらで公演を実現するためには、実際にプロモーターがいない中で800人とか1000人の集客をする必要がある。制作部隊は地元で暮らす人々と出会うために毎日事務所から散っていった。
 上演する作品は「親父と嫁さん」というタイトルのミュージカル。幕が開くとそこに現在のふるさとがあるを目指した、取材を基に作り上げた作品。夏の終わりから雪の降る冬までかかったが、すべての市町村での公演を成功裏にやり終えることができた。当時の私は舞台監督だったが、公演地移動の際には運転手も務めた。何回か往復したが、真っ白な雪と月山が特に美しかったのを今でも鮮明に覚えている。
 まちやむらにはホールがないので、学校の体育館を利用した。ビールケースを積み上げて仮設舞台を作り、柱を立てて引き幕とした。入口には看板や幟も立て、体育館が芝居小屋に変身した。住民が挙って座布団持参で観に来てくれた。どの劇団もやったことのない快挙だったと思っている。

 日本一周公演を創立5年後にやる企画をした。旅公演が我々の仕事といいながら未だ公演をしていない県がいくつも残っていた。目標を掲げた以上はやり遂げたい。鹿児島県知覧町を皮切にスタートした。日本海側を北上して北海道稚内市まで巡り、太平洋側を南下して千秋楽は沖縄県那覇市で、足掛け5年、「村は三三七拍子」の作品で全国47都道府県の公演を実現した。公演回数371ステージ、観客動員数35万人。旅公演の中にふるきゃらの原点がある。
 会場に足を運んでくれたお客さんは普通の人たち。鑑賞するのでなく、自分とダブらせて劇を見るので、役者は本物に迫ろうと努力をした。舞台と客が一緒につくる世界に震えた。

 全国的に棚田を中心に耕作放棄地が急増するするのを喰い止めようと、棚田を全国民的関心事にすべく、ふるきゃらは1999年に東京日本橋の三越本店で「棚田パノラマ展」を実施した。三越の責任者は「難しい企画だが先ずは受けてみよう、伝統を守ることも大切だが新しいことに挑戦する意識がなくてはならない」と語ったという。
 『新生ふるきゃら』は6月27・28日に横浜にぎわい座で商店街を題材にしたミュージカル「トランクロードのかぐや姫」を上演する。野毛は横浜の下町だが、地域のコミュニケーションづくりに貢献できればと願っている。

 地域に密着した劇団ならではの、目の付け所に感心しました。東日本大震災で国民の意気が落ち込むなか、元気と感動を与える劇団として更なる活躍に期待したいと思いました。 

 広報委員長 萩野宏樹

2011年5月31日火曜日

5月31日MS「奇跡が起きた!!」~願いは叶う苦難の体験~@横浜市中央


 今日は424回モーニングセミナーの報告です。
 講師は指揮者・リコーダー奏者の根本昌明氏。テーマは『奇跡が起きた!! 願いは叶う苦難の体験』です。氏は小さい時から対人関係が苦手で、音楽だけが安らぎという少年時代を過ごしましたが、神奈川県の教員試験に合格し、教員生活に。吹奏学部の顧問になりました。が、頑張りすぎて体調を崩して、充実した生活から一挙暗転。退職。「人生には対極の法則が働いている」「成功の前には失敗がある、太陽の影には暗闇がある」という、アップダウンをたびたび味わう生活でした。
 しかし、あくまで自分の夢を忘れずタクトを振り続けています。その結果、
 1996年にアマチュア指揮者ながら新生日響をチャーターして振った『英雄』は、いまだに世界最高峰の名盤の一つとして数えられています。2010年には、オペラシティで、東京フィルと二期会を頼んで『第九』。このときは聴衆1100名の盛況でした。
 夢は叶ったのです。今の夢は世界へ羽ばたく、です。
 すばらしいですねぇ。「願えば叶えられる」「人生は思ったとおりになる、強く思ったことが現象となって現れてくる」「宇宙は思いに答えてくれる物質で出来ている」と、ご自分の体験から熱く熱く語ってくださいました。一生懸命やっていれば、必ず実現する、とは我々経営者にとって忘れがたい講演でした。
 そう言えば、北条早雲も60歳になって苦境の中から国取りを始めたのでした(早雲はもともと幕府政所執事・伊勢氏の一族。本人は室町第九代将軍足利義尚の側近でした)。経営者も年齢にかかわりなく、夢をめざして頑張りましょう。「働く喜びこそ、生きている喜び」です。
 氏が、愛用のリコーダー(ヤマハ、木製)をシャツの内側に入れて大切に暖めていたのが印象的でした。素晴らしい「埴生の宿」を全員で聴きました。

 6月11日(土)は横浜市長・林 文子氏です。『すべては“ありがとう”から始まる』。新横浜グレイスホテル。セミナー開始午前6時半(無料)。朝食は7時40分から1500円(希望者)。多数のお出でをお待ちしています。
                                佐藤 寛(幹事)

2011年5月24日火曜日

5月24日MS『前向き』@横浜市中央


 本日の講師は社団法人倫理研究所法人局、首都圏方面長の伏木 久登(ふしき ひさと)氏。京都出身。平成7年、社団法人 倫理研究所へ入所。
 
 只今、会員スピーチで野田様から東日本大震災支援のお話しがあったが、全くその通りです。倫理法人会は全国組織で、東北3県、宮城・岩手・福島で約3,500名の会員がいる。東北担当者が被災地域へどんな支援ができるか、1週間後に秋田ルートで視察に行った。担当者が現地で見聞きした結果、食べ物は充足されてくるだろう、これからは衣類、中でも下着や作業用ジャージが数百着の単位で必要だろうということだった。やっとの思いで手配の目処がつき、念のため宮城県法人会に確認するとそれらの物資は調達済みでこれ以上は要らないとのこと。必要な物は瞬時に変わるということを学ばせていただいた。
 また今後は、長い期間で援助を考えていくことが重要だと思った。皆さんも何か手助けしたいという気持ちが強いことと思うが、必ずその時期がくると思う。倫理研究所でも被災した子供や青少年の教育支援に「りんりん基金」(正式名称:「東日本大震災教育支援基金」)を開設した。

 本日のテーマは「前向き」。人生は岐路の連続、順境と逆境の繰り返し。たとえどんな状況にあれ、前向きに進んでいく気持ちを忘れてはならない。自分が現状維持に止まってしまった段階で遅れをとってしまう。「日新日進」であるが、原点としっかり繋がっていて初めて正しい発展ができる。原点とは創業精神であったりする。旭山動物園が集客で成功したのは、動物園本来の目的である「動物をいかに見せるか」に的を絞って工夫を凝らしたことである。

 更に前進していくためには「明朗」であることが大切である。気づいたとき、積極的にさっと動けるかが明朗の判断。
 自分が明朗になるための実践項目
①朝を大事にする 一日の目覚めを朗らかに明るく迎える
②家庭を明るく築く 明るいトーンで軽やかな挨拶を交わす
③明るい企業づくり 元気な朝礼を実施。 
 
 「状況が良いから明るくなるのでなく、先ず心を明るくして良い状況を切り開いていく」という講師のお言葉を大切にしたいと思いました。
 
 広報委員長 萩野宏樹

2011年5月19日木曜日

5月17・18日長野県研修旅行(伊那食品工業、菓匠清水ほか)

5月17・18日の両日を使って、伊那食品工業様への会社見学会を開催。

3年前の自主勉強会から、温めてきた「いい会社をつくりましょう。」の伊那食品工業への訪問が守田幹事と、田村幹事の手によって実現した。

17日はモーニングセミナー終了後、バスに乗り込んで現地へと向かう。中央高速道路の集中工事と重なり、約4時間かかって、伊那食品工業の「かんてんぱぱガーデン」に到着。

かんてんぱぱガーデン内のレストランで寒天を中心としたランチ(これが美味しい!)をいただいたのち、伊那食品工業の会議室に通されて企業の説明、環境への取り組み、メセナなどをお話いただいた。
塚越会長にお目にかかれなかったのは残念だったが、伊那食品工業の取り組みは素晴らしいものだった。

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宿に戻り、宴席の際に「ここまできたのだから、近隣のモーニングセミナーに出席してみよう。」という声がどこからともなく発生し、ほぼ全員で参加することに。

横浜市中央は6時30分からだが、他県では6時開催が当たり前。ロビー前に5時15分に集合し、一路向かった。

訪問先の伊那・木曽倫理法人会では、講話者として長野県倫理法人会の会長をお招きしていた。
伊那・木曽倫理法人会の前日打ち合わせでは、県の会長をおよびしているのだから、30名ほどは
集めたい。と話していただようだが、私たちが13名で参加したため、30名の参加人数を確保できた。

奥深い山の倫理法人会のためか普段から外部からの来訪者も少なく、今回の訪問は青天の霹靂であったようで、たいそう喜んでいただいた。

でも、喜んでいただけた我々こそが一番ハッピーだったと思えた。
地方にも仲間がいることがわかって、朝参加しただけであんなに喜んでもらえることなんてなかなか、ない。。長野県が一気に身近に感じたひとときでした。

18日にも会社見学(菓匠清水)、進徳館へと訪問し、会社見学の旅は終わりました。

訪問させていただいた先々の皆様、誠にありがとうございました。

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守田幹事が次回の会社見学も検討してくれるとのこと。
今度はどこのモーニングセミナーに参加できるのか楽しみです。(笑

会長 後藤長重








2011年5月17日火曜日

5月17日MS『人間ドックを超えた精度の先端医療技術』@横浜市中央


本日の講話は、3月11日の震災直後で延期になった三橋宣雄前副会長による講話。

人間ドックを推進し、CTスキャンを日本中に広めた王子病院院長小川博士が、これまでの人間ドックでは、検査してから数ヶ月後に癌が発症してなくなるというケースも少なくないことに気づき、より早く癌の早期発見する方法として、採血検診を確立。24時間対応で、検査結果のカウンセリングにも応じてくれるという。

なぜ、人間ドックではだめなのか。
人間ドックで見つかるがん細胞のサイズは、数センチの大きさにまで育っていないと見つかりにくい。
このため、人間ドックにかかるタイミングによってはまるで間に合わないという状況が生まれる。

一方、がん細胞が体中に蔓延するのも、血液を通っていくことがほとんどであり、採血検診で血中の状況を見ることで早期発見につながるという。まだ十分に処置が間に合う状況で発見できる採血検診はこれからの選択肢なのかもしれない。

また、CTスキャンやMRIによる検査も、今話題の放射線を大量に浴びることになるが、血液検査は、数CCの血液を検査機関に送るだけ。人間ドックに入って検査をする時間の取れない多忙な人にも朗報である。とお話いただいた。

2011年5月10日火曜日

5月10日MS『苦節30年 オートバイ一人から300人の会社に』@横浜市中央


241回『苦節30年 オートバイ一人から300人の会社に』梶原哲夫氏(梶原乳販代表取締役)は、幼少時の戦後生活の時代、若いときの牛乳販売店苦難の時代から説き起こし、いま、なぜ年商14億円の牛乳販売店になれたのかを、スライドを使いながら丁寧に語ってくださいました。

素人考えでは「牛乳宅配店は斜陽産業」。でも、訥々としたお話のなかに、少子高齢化・経済縮小の時代に、一都四県に販売網を築き上げた経営の極意・発展のツボがすべて明かされていました。
いまや3万軒の個別配達の得意先に、テレビやラジオでのCMを提供し、毎月の「便り」、PRパンフレットも発行しています。3万軒という数が力となっています。
若い人達に夢を与えよう、やろうと思えばできる、とその話の構成のなかに、繁盛をつかみとる逞しい経営者の姿を感じました。世間で斜陽産業と思われていても、やりかた一つで素晴らしい業績を挙げることはできるのです。成功した経営者の話をナマで聞くことは大切だ、と実感しました。

 そして、朝食のテーブルをともに囲みながらの質疑応答。納得ゆくまで質問にも応じてくださいました。
 週に一度、月に4回、こうして素晴らしい第一線の経営者の話を聞けることは、硬直化しがちな私たちの頭脳に、素晴らしい刺激を与えてくれます。

 あなたも是非、当会のモーニングセミナーにご参加くださいませんか。お待ちしております。
                                佐藤 寛(幹事)

2011年4月26日火曜日

4月26日特別企画MS大震災と企業経営 @横浜市中央




3月11日に起きた大震災からの教訓と、倫理法人会のメンバーを元気づけるための特別企画モーニングセミナー。県内の倫理法人会に声をかけて112名の参加をいただきました。

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今回は執筆者交代です。
 あなたも一度、当会のモーニングセミナーに参加してみませんか。受付で「見学にきました」のひと言でいいのです。早朝ですので、お仕事には影響がありません。
 倫理法人会のモーニングセミナーは、形を重視しています。形から心に入る「形入(ぎょうにゅう)」だと筆者は解釈しています。今日1日を元気に活躍するための、パワー朝礼の母型・原型です。初回は驚かれるかもしれませんが、経営苦難の時代に当たって、社員の活性化を進め、業績進展を図るには素晴らしいものだと実感されるに違いありません。

 240回『大震災と企業経営』小関哲哉氏(国際問題研究所ATWI所長)は、震災の本当の姿、国際政治の本質を分かりやすく解きあかして下さいました。

情報をどう受け止めたらいいのか、これから企業経営はどうしていったらいいのかについて、幾つも幾つもヒントをいただきました。そして結論は「しっかり腰をおちつけてフラフラしないこと」「タフであるべき」「あきらめてはいけない」ということでした。

佐藤 寛(幹事)

2011年4月19日火曜日

4月19日MS 家庭に愛を!@横浜市中央


本日は前原スーパーバイザーの講話を拝聴しました。

氏によると中小企業の特性として、経営者は経営がうまくいくことと自分の人生がうまくいくことがほぼイコールであるという。

また、中小企業の社長は毎日社員からの面接試験を受けているようなもの。
社長は社員のことがあまり見えていないが、社員は社長のすべてをお見通し。
であるから、社長は社員の模範となるようなことをしないと、「何だ、あのざまは。」と口には出さないが、毎日思っている。

では、大手企業で用意している企業年金や多額な年収、長期休暇などを用意できない中小企業において、経営者が社員に大してモチベーションを上げられることとは、なにか。

中小企業で働くということは劣悪な労働環境で働いてもらうということ。
これでも働いてもらえるためには、社長みずから誘引にならないといけない。

うちの会社の社長はすごい、人生のモデル。人生の師匠として手本になるような経営者にならなければいけない。あの社長のためなら働こう。と思ってもらえる師匠と弟子の関係をつくっていかないといけない。

これを学ぶのが倫理経営であると講師は言う。

例えば、クレームも間髪入れずに自ら受け入れ、対応する。
倫理を学んでいるから、普段は苦難福門といっているくせに、いざクレームの電話が来たら、社長が「えーっ。」と嫌々ながら対応したのでは、「社長は口ばかりだ。」と言われるだけ。
決してついていこうと思われる社長にはなれない。

また、中小企業の経営者は誰しもよく働く。
そこで肝心なのは、同じ働くなら、朗らかに安らかに喜んで進んで働こう。
いやいやながら仕事をするのとは、心の持ち方で結果はどんどん違ってくる。

喜んでニコニコしながら働いていたら、彼はよく働くなあ。この会社はすごいなあ。と言われ徐々に変化が現れる。

こうした心磨きの練習をする場所が倫理法人会である。

この心磨きをする上で、目の前に見えるもの(個やパーツ)は別々な物だが、目に見えない世界(全体)ではひとつに繋がっていることを意識したい。

たとえば、人の目はパーツとしては一部だが、全体から見れば人としてすべて繋がっている。
目だけ単体で機能しているわけでなく、人体のあらゆる部分とこまかく繋がってひとつの人間を構成している。

この人間も個で見ると別々な存在であるが、家族や社員、地域というククリで見ると構成部分であり全体で繋がって機能していることに気づく。

これを応用して考えを進めると、お客様の満足度を高めるということは、ひとりひとりの従業員満足度が高まっていないと実現されないし、その従業員や社長自身も家庭満足度が高まっていないといずれ歪みが出るものである。

全ては繋がっていて、倫理はまず最小単位から手がけていくことを勧めている。
つまりは、今年のスローガンである、「家庭に愛を」はそうしたところからきているとお話ししただきました。

会長 後藤長重                                

2011年4月12日火曜日

4月12日MS 動物商の四方山話@横浜市中央


 本日の講師は当会会員、(株)アイ・アイ代表取締役 大矢 秀臣氏、68歳。「家庭倫理の会横浜市」の会長を務めている。また、全日本動物輸入業者協議会 事務局長ほか多くの公職を兼務されている。

 (社)日本動物園水族館協会に加盟している動物園は89館、水族館は67館。
この中で今一番人気のある動物園は旭川市旭山動物園、
日本で一番古い動物園は、東京都恩賜上野動物園、
日本で一番最近できた動物園は、まだアフリカゾーンが完成していない点で、横浜市立よこはま動物園ズーラシア、
日本で最初にゴリラの繁殖に成功した動物園は、四国高松市の栗林動物園(民間、廃園)。

 現在この地球上に棲息する動物は百万種とも百五十万種とも云われている。その中で哺乳類に属する動物はおよそ五千種類といわれているので、動物全体の中では微々たるものです。

 一口に珍獣といっても人それぞれの見方があり、東京恩賜上野動物園元園長の中川志郎氏は「珍獣とは、彼らの多様さの中でもその生態や形態が際立って変わっており、数も少なく、私たち人間の耳目をひきつけずにおかないような動物たち」と定義付けておられます。
 今回お話をする世界三大珍獣は、嘗て世界的な多くの学者や行動学者達が口を揃えて三大珍獣はこれだと言い切っていた動物をご紹介するのですが、ここ10年ぐらい前から、一部に異論を唱える学者達が現れ、三大珍獣の種類が変わっています。ですから、ある意味では世界四大珍獣としてお話をさせていただきます。
 世界で一番珍しいとされ愛されているのは、中国四川省に棲息するジャイアントパンダです。白と黒とのコントラストが素晴らしく、ぬいぐるみのような可愛さがありますが、実際には獰猛な部分もあり(クマ科)、人馴れしていない個体は危険です。最近上野にペアが来て再び人気を博していますが、他には和歌山に8頭、神戸に2頭います。
 二番目はオカピです。アフリカのコンゴ共和国の奥地にひっそりと棲息し、そこの土着民族であるピグミーの人たちと共に生活をしている。この動物は生きた化石ともいわれています。ズーラシア、上野動物園にペアがいます。
 三番目はボンゴです。アフリカは西アフリカから東アフリカのケニヤまでアフリカ大陸を横断するように棲息しており、大型レイヨウ(羚羊)で優雅で神秘的な美しさがあるといわれています。しかし飼いやすいため近年動物園での繁殖も順調に進み、現在ではかなり多くの飼育数を数えているため、ボンゴを四番目に数えコビトカバを三番目とする方が多くなってきている、というよりも既に逆転しているといっても過言ではないと思います。
 コビトカバは、アフリカのギニアからコートジボワールに分布しています。現地では悪魔の力を持つ恐ろしい動物と言われたり、巨大な黒い豚ともいわれていて、森の奥深くに棲息していて、稀にしかその姿を見たことが無いため、永く伝説の動物とされていました。現在では野生の状態ではその数は激減しているが、動物園での繁殖はかなり成功しています。

 社名のアイ・アイは、マダガスカルにのみ生息する小さな猿の名称から付けられたそうです。
 
 大矢氏はこれらの珍獣の輸入を手掛けたときの裏話を淡々と話されましたが、その中から世界をまたにかけたご活躍の一端を垣間見ることができました。

 広報委員長 萩野宏樹

2011年4月5日火曜日

4月5日MS 『家を建てるときの間違った常識』@横浜市中央


 本日の講師は静和建物(株)代表取締役 玉木 光一氏、S24年、高知県生まれ。
静和建物は南区永田北にある、木造注文住宅で定評のある地域密着の工務店。本会会員で、会報「太陽」3号に訪問記事を掲載させていただいた。

 住宅に関して色々な情報がインターネット等で発信されているが、その中には間違った常識がかなり混じっているので、少しでも皆さんの参考となることを話したい。住宅を建てるときの基準は、以前の住宅金融公庫から発行されている「木造住宅工事仕様書※」に拠っている。年々厚くなり、矛盾した部分もかなり含まれてはいるが、住宅を建てるときのバイブルのようなものです。自分の家を建てる際はこれを勉強して役立てるのがよい。今日はその中で一般常識とかなり違うものだけを話します。

 最初に、土台の木部にはシロアリ消毒が必要と考えている人がほとんどだと思いますが、標準仕様書にあるように、ひのき・ひば等の堅い材種を用いれば防腐・防蟻措置は不要です。実際には95%はつが等の柔らかい材種のため、防腐・防蟻処理材を用いている。
 講師は直径12mmと16mmの2種類のアンカーボルト(コンクリートの基礎と土台とを緊結するボルト)の現物を回覧された。見た目にも、手にとった重さも全く違うが、標準仕様書にはどちらでも可と併記されている。実際にはほとんどがコストの低い12mm材が使われているが、強度が不十分な場合も多い。今回の津波被害をみても、住宅の基礎部分だけが残されているのは締結強度不足による。ここは併記ではなく、16mmに統一すべきとのこと。
 また、北米のツーバイフォー工法の建物は、木口の厚さが2インチ、幅が4インチの角材を用いた枠組パネル工法。壁や床などの「面」で建物を支えるが、その「面」をかたち作る枠組みに2×4材が多く使われている。日本の多くの工法では枠組にベニアを打ち付けているだけなので、「面」強度が十分とは言いがたい。
 コンクリート打設方法で、べた基礎は布基礎より多少はましではあるが、本当は不十分。

 当社ではリフォーム工事はやらない。理由は基礎をきちんとしていない建物では責任が持てないため。
 その後、質疑応答の時間が設けられ、地震に強くするにはなど、活発な交換が行われました。

 健康的で住みやすく長持ちする本物の住宅づくりを志向している玉木氏の強い信念を、穏かな話しぶりの中に窺い知ることができました。

 ※過去の木造住宅工事仕様書(参考)
http://www.sumai-info.com/spec/wooden.html
    最新のものは有料です。

 広報委員長 萩野宏樹

2011年3月29日火曜日

3月29日MS 家庭の力そして夫婦力@横浜市中央


 本日の講師は社団法人倫理研究所法人局参事、法人アドバイザーの蓮見幸子(はすみ ゆきこ)氏。豊島区巣鴨に在住、T15年生まれ。巣鴨は東京の田舎ですがユニークなところがあり、とても好きだとのこと。S48年に倫理と出会う。
 
 東日本大震災は未曾有の大苦難。これは東北の方たちだけでなく、日本人全体に与えられた苦難である。意味のある試練として受け止め、今までの生き方を反省して、前に進んでいく機会でもある。

 本日のテーマ「家庭の力そして夫婦力」は最も基本的な問題。私たちには帰っていく家庭がある。その幸せを時に見失ってしまうことがあるのでは。家庭について本気で考えたことがあるか。幸せがマンネリ化して感謝の気持ちがなくなると、家庭が崩れていく。家庭がどんなに偉大ですばらしいものか、改めて勉強してみたい。

 創始者、丸山敏雄が戦後すぐ会を立ち上げて、救国の思いで最初に書いた書物が「無痛安産の書」と「夫婦道」。
 「無痛安産の書」で「世の中の生き物は皆、子を産んで栄え、実を結んで増える。産まねば滅び、実らねば絶える」、倫理研究所の原点はここにある。
 対立・合一・生成発展の3段の法則を言いたくて「夫婦道」を書いた。生成発展のためには夫婦が①一枚岩になる②水を漏らさぬ仲になる③全き性能を持つ ことが必要である。
 男と女が結婚すると家庭を持ち、夫と妻になる。夫婦が本当に一つになることが、生成発展に繋がる。会社が発展すると家庭が幸せになると思っているかもしれぬが、実は逆。家庭がしっかりと一つになって、初めて会社も発展していく。 
 家庭の中で夫婦が守っていかねばならぬもの 
  上下  先ず祖先に繋がる互いの両親、目上の人を敬う
  先後  夫が先で 妻が後。夫と妻は機関車と客車、針と糸の関係。
  順序  長男が先、次男が後
 夫婦力はすべての幸福を生み出だす、凄い力を持っている。商売が栄えないのも、夫が出世しないのも、子女が正しく伸びないのも、子供たちの健康が優れないのも、夫婦がお互いに健康でないのも、すべてそのもとは夫婦の全き性能にもとづく愛和に立っていないからである。(「夫婦道」より) 

 元気な講師の元気なお話しに、パワーをいただきました。
 
 広報委員長 萩野宏樹