2011年5月17日火曜日

5月17日MS『人間ドックを超えた精度の先端医療技術』@横浜市中央


本日の講話は、3月11日の震災直後で延期になった三橋宣雄前副会長による講話。

人間ドックを推進し、CTスキャンを日本中に広めた王子病院院長小川博士が、これまでの人間ドックでは、検査してから数ヶ月後に癌が発症してなくなるというケースも少なくないことに気づき、より早く癌の早期発見する方法として、採血検診を確立。24時間対応で、検査結果のカウンセリングにも応じてくれるという。

なぜ、人間ドックではだめなのか。
人間ドックで見つかるがん細胞のサイズは、数センチの大きさにまで育っていないと見つかりにくい。
このため、人間ドックにかかるタイミングによってはまるで間に合わないという状況が生まれる。

一方、がん細胞が体中に蔓延するのも、血液を通っていくことがほとんどであり、採血検診で血中の状況を見ることで早期発見につながるという。まだ十分に処置が間に合う状況で発見できる採血検診はこれからの選択肢なのかもしれない。

また、CTスキャンやMRIによる検査も、今話題の放射線を大量に浴びることになるが、血液検査は、数CCの血液を検査機関に送るだけ。人間ドックに入って検査をする時間の取れない多忙な人にも朗報である。とお話いただいた。

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