2011年8月23日火曜日

8月23日MS 「100組の新郎・新婦の笑顔」~笑顔は人生のパスポート~@横浜市中央


 本日の講師はスマイル&マナーコンサルタント、ヴィナカ 代表の高橋 美緒氏、生粋の横浜育ち。「アニヴェルセル表参道」というウェディングの館で5年間接客・接遇の専属講師を務めていたので、今日の話しのタイトルにこのような名前を付けたという。
 早速アイスブレイクとして、受講者が2人1組になってジャンケンをする。負けた方が相手の美点を一言ほめる、このジャンケンを繰り返すゲームだ。リズムカルに相手を即座にほめるのがよいそうだ。自然と互いに良い笑顔になっていく。

 小・中学校の頃はいつも下ばかり見ている、笑顔が全然できない目立たない子だったとのこと。電機会社に就職して、総務のOLに。挨拶と笑顔にだけは人一倍気を遣った。博覧会のコンパニオンに応募して経験後、イベント会社に移り制作・運営に携わった。
 「共育」を自分の仕事にしたいと考え、研修会社を経て上記のウェディング会社に入社したとのこと。昨年、笑顔を基軸とした研修・セミナー・講演などを行うコンサルタントとして、「ヴィナカ」を立ち上げた。

 「アニヴェルセル表参道」に勤めていたときのこと。ここには本格的なチャペルがあり、ウェディングでのページェント・スタイルが売りとなっていた。新郎・新婦が館の周りを歩く間、ゲスト・従業員のみならず街の人たちからも祝福されるのだ。笑顔が輝いている組はまことに素晴らしい。心からおめでとうと言ってあげたくなる。無表情な組には輝きはない。
 感じの良し悪しは口元から。歯を見せるのが自然な笑顔。口角を少し上げるだけで感じが良くなる。そこでコツをつかむため、笑顔のつくり方のトレーニング開始。割り箸を唇で挟んでの表情筋・大頬骨筋を働かすストレッチ、2人1組のスマイル体操を楽しく行いました。

 笑顔の効用として
①ホルモンの分泌により免疫力が高まり、健康に良い
②お客様に好感度を与えられればリピータに結びつき、自身もやる気が出て儲けに繋がる
③笑顔は周りに伝染し、従業員が変わる

 注意することが教育だと思ってしまいがちですが、相手に常に関心を持って小さなことでもほめることの方が、楽しい環境をつくり互いのテンションを上げるのに効果的かもしれませんね。

 広報委員長 萩野宏樹

2011年8月18日木曜日

100社達成記念 花火鑑賞会


昨晩は横浜市中央倫理法人会の100社復帰達成記念として、ホテルモントレ横浜にて花火鑑賞会を開催致しました。

今年は震災の関係から、横浜市では通常3回の花火大会が昨晩の一度だけとなり、35万人の人出であるというアナウンスもありました。

通常利用する宴会場やレストランからの景色とは違い、屋上から見る花火はさほど熱くなることもなく夏の夜空に大輪の花を咲かせていました。

2011年8月9日火曜日

8月9日MS「我が国の領土問題・その解決策」@横浜市中央


 本日の講師は元海上保安大学校 校長 三宅教雄氏、昭和7年台湾生まれ。中学1年のときに終戦で内地に引き揚げたとのこと。海上保安庁一筋で30有余年、第2管区本部長などを歴任後、昭和63年に海上保安大学校校長に就任した。

 本日の演題に領土問題を取り上げたのは、海上保安庁の仕事の中に領土保全のための領海警備がある。現場は非常に苦労しているが、何年経っても旧態依然で全然変わらない。
 退官して何とかならないかと歴史を紐解くと、不合理なことが多々ある。私なりに考えた結果、こうすれば解決に近づくのではと思っていることをお話しする。なるほどと思う部分があれば世間に広めてほしい。

 わが国には領土を示す国内法がないのが根本的な問題。

1.北方領土
 ロシアによる終戦直前の侵攻により、北方4島の不法占拠が続いている。

2.竹島
 1952年、李承晩ラインを設定し、竹島(島根県隠岐郡五箇村)を取り込む。 
 1954年、韓国軍が不法占拠し、以来実効支配が続いている。

3.尖閣列島
 膨大な石油資源の埋蔵が報じられてから、中国・台湾が相次いで領有権を主張しだす。

4.中国共産党の沖縄属国化工作
 「琉球共和国」を建設し、中国共産党の支配下に置こうとするもの。

 これら領土紛争はサンフランシスコ平和条約で、我が国放棄領土の帰属先を明確にしなかったことに起因する。そこで締結国を招請して多数決により解決策を見出すよう、米国政府にその取りまとめを要請するのが、我が国周辺の安全保障にも役立つとの方策を示された。

 領土・領海に関係したロシア・中国・韓国などの身勝手・横暴な振舞いには歯軋りすることが多いのですが、声をあげなければ打開に向けて進展しませんね。


 広報委員長 萩野宏樹

2011年8月2日火曜日

8月2日MS 「昆虫採集に魅せられて」@横浜市中央


 本日の講師は小田原紙器工業株式会社 代表取締役の木崎 庸雅(きざき つねまさ)氏。小田原市倫理法人会の会長をされている。最初に会社の紹介があり、富士写真フィルム(株)小田原紙器製作所から分かれた会社で、15年位前までは写真フィルムの包装箱が中心だったそうだ。デジカメ化の進展によりほとんど皆無になり、今では富士写真フィルムからの仕事は以前の半分になってしまった。そこで食品包装箱・CDジャケットなど紙加工品・段ボール箱などの製造を行っているとのこと。

 本日はご自身の趣味であり、研究対象にしている昆虫に係わる昆虫採集全般についてのお話をいただいた。日本甲虫学会正会員で、私設博物館「はこね・おだわら昆虫館」の副館長、神奈川県立「生命の星地球博物館」友の会会員として、子供たちへの自然観察指導等のボランティア活動を続けている。
 昆虫採集の方法も本格的で、講師が実際に使用している大きな網に8mほどの柄の付いた実物を示していただいた。このくらいでないと高さが届かないので調査の役に立たないという。トラップを用いる方法として、パンストの一部にバナナを入れ、木に吊るして昆虫を呼び寄せて採集する方法を実演された。
 ここで講師からのプレゼントとして、土曜日の夜にご自身が私たちのために地元で採集してくれたカブトムシとミヤマクワガタの紹介があり、お孫さんなどにどうぞと用意してくださった。

 昆虫が独自の進化を遂げるといわれる離島へ講師はしばしば調査に出掛けており、「離島アドバイザー」を自称している。北海道は利尻島・礼文島から沖縄は石垣島・与那国島まで、希望に応じた離島を紹介できるという。

 講師が専門に研究している昆虫はハナムグリとのこと。500種位いて色彩変化が非常にあって新知見を専門誌・学会誌へ発表している。研究対象とするにはきちんとした記録データや標本の作成・保存が欠かせない。

 自然環境保護や昆虫ビジネスの問題もあり、昆虫採集にも採集禁止などの規制がかかってきているが、一般的には学習のための昆虫採集で生息に大きな影響を与えることはない。むしろ自然と触れ合うことで子供たちの心が豊かになる。昆虫採集などの遊びを普及していければと、言葉を結ばれました。

 講師がいつも元気で溌剌とされている理由の一端が分かった気がしました。

 広報委員長 萩野宏樹