2011年3月29日火曜日

3月29日MS 家庭の力そして夫婦力@横浜市中央


 本日の講師は社団法人倫理研究所法人局参事、法人アドバイザーの蓮見幸子(はすみ ゆきこ)氏。豊島区巣鴨に在住、T15年生まれ。巣鴨は東京の田舎ですがユニークなところがあり、とても好きだとのこと。S48年に倫理と出会う。
 
 東日本大震災は未曾有の大苦難。これは東北の方たちだけでなく、日本人全体に与えられた苦難である。意味のある試練として受け止め、今までの生き方を反省して、前に進んでいく機会でもある。

 本日のテーマ「家庭の力そして夫婦力」は最も基本的な問題。私たちには帰っていく家庭がある。その幸せを時に見失ってしまうことがあるのでは。家庭について本気で考えたことがあるか。幸せがマンネリ化して感謝の気持ちがなくなると、家庭が崩れていく。家庭がどんなに偉大ですばらしいものか、改めて勉強してみたい。

 創始者、丸山敏雄が戦後すぐ会を立ち上げて、救国の思いで最初に書いた書物が「無痛安産の書」と「夫婦道」。
 「無痛安産の書」で「世の中の生き物は皆、子を産んで栄え、実を結んで増える。産まねば滅び、実らねば絶える」、倫理研究所の原点はここにある。
 対立・合一・生成発展の3段の法則を言いたくて「夫婦道」を書いた。生成発展のためには夫婦が①一枚岩になる②水を漏らさぬ仲になる③全き性能を持つ ことが必要である。
 男と女が結婚すると家庭を持ち、夫と妻になる。夫婦が本当に一つになることが、生成発展に繋がる。会社が発展すると家庭が幸せになると思っているかもしれぬが、実は逆。家庭がしっかりと一つになって、初めて会社も発展していく。 
 家庭の中で夫婦が守っていかねばならぬもの 
  上下  先ず祖先に繋がる互いの両親、目上の人を敬う
  先後  夫が先で 妻が後。夫と妻は機関車と客車、針と糸の関係。
  順序  長男が先、次男が後
 夫婦力はすべての幸福を生み出だす、凄い力を持っている。商売が栄えないのも、夫が出世しないのも、子女が正しく伸びないのも、子供たちの健康が優れないのも、夫婦がお互いに健康でないのも、すべてそのもとは夫婦の全き性能にもとづく愛和に立っていないからである。(「夫婦道」より) 

 元気な講師の元気なお話しに、パワーをいただきました。
 
 広報委員長 萩野宏樹

2011年3月22日火曜日

3月22日MS ファインダーごしの真実@横浜市中央

 本日の講師は、日本映画撮影監督協会所属の撮影監督、金谷 宏二(かなや こうじ)氏、45歳。撮影監督というのは映画撮影するカメラマンの称号。ハリウッド映画で確立した地位で、照明・撮影の総責任者。

 専門学校を卒業後、テレビ技術会社に入社。
 最初はジャーナリストになりたかった。報道写真家ロバート・キャパの写真を見て、自分の知らない世界に興味を持った。次にドキュメンタリー、これは報道とは少し違う視点。が、どちらも似たような世界。図太い神経が必要で、相手の心に土足で踏み込むような気持ちがないと辿り着けないので、自分の性格に合わないと感じた。
 その後、一人の監督に巡り合ってミュージックビデオ撮影を経験し、これを通じて映画の世界に入り、ドキュメンタリックなドラマ撮影に転じた。現在、この業界に入って25年、映画撮影は20年になる。

 初めての海外取材はアフリカのケニアで、ここで経験した出来事をお話しする。
 空港に着いて荷物待ちをしていた。撮影機材の入った自分のバッグを見も知らぬ黒人がベルトコンベヤを挟んで15m位先で持ち去ろうとしているではないか。驚いて追いかけ、後ろから飛び掛かり取り戻したこと。
 店の前で車中一人で30分ほど寝て目が覚めたら周りが真っ暗になっていて、何かと思うと、実は真っ黒だった。物欲しさに集まって来た大勢の黒人に囲まれていた。予め教えられていたとおり、用意してきたタバコを配って難を逃れたこと、など。

 以前、阪神淡路大震災のとき、奥様が挟まれて動けず火が迫ってきたとき、ご主人が奥様の発する最期の言葉を報道用ヘリコプターの騒音でとうとう聴き取れなかったという。節度をわきまえ、人の痛みに敏感でありたい。
 この仕事、働き盛りはテレビ撮影は20歳代後半から30歳代、映画撮影は35歳代後半から40歳代、55歳位まで。
 過密な日程で不規則な仕事、一睡もせずに朝を迎え、新幹線で東京から自宅のある新横浜まで1駅だけ乗るつもりで「こだま」に乗車したら、ついうたた寝して、気がついたら京都駅へ着く直前だったこともあった。

 違う世界でご活躍の方のお話を伺い、興味が湧くとともに新鮮な感じがしました。

 広報委員長 萩野宏樹

2011年3月8日火曜日

3月8日MS モーニングセミナーは宝の山@横浜市中央


 本日の講師は、(株)田中紙店 代表取締役の田中 耕一氏。平塚市倫理法人会専任幹事で、神奈川県倫理法人会のモーニングセミナー委員長を務める。
 平塚市で七夕の目抜き道路に面して、88年間ずっと文具店を経営している。アスクル代理店・外商もしている。自分は3代目。58歳の時、今から3年近く前2008年4月19日の平塚市倫理法人会開設時に勧誘を受け、最初は3カ月の約束で入会した。
 それまでもいろいろ自己啓発を試みていたが、この法人会は本物だと思った。家内からは3カ月では未熟児だ、10月10日続けなさいと言われた。自分は外の会合なとで多方面に活動して外面は良かったが、仕事は実質番頭がやっていてくれた。
 「読書100遍、自ずから通ず」と言うが、万人幸福の栞の各条を週に1回のモーニングセミナーだけで100回読み終わるには33年かかる。それでは自分を変えることができないと毎朝5時から始まる茅ヶ崎の一般の会にも入会した。その日が2008年10月20日。その場でその日から毎日欠かさず1000日間出席を続けると宣言し、現在833回。
 倫理法人会は朝起きと喜働が看板、倫理は実践が重要。入会して幹事の辞令交付式で、辞令のもらい方を教わった。自分の体験だが、絵手紙の会の20周年式典で表彰を受けたとき、返事の声の出し方・挨拶の仕方などで注目され、それまでの受賞者では静かだった会場から初めて大きな拍手を受けた。
 そのうえ、その後の記念撮影は写真中央の会長の隣に、また締めの挨拶まで指名された。その場で5年後の再会を訴えたら、万来の拍手を浴びた。次の週からは全国から注文が届くようになり、売上げが3倍にもなった。これだけやっただけで自分の環境が大きく変わってきた。
 朝起きを日常に生かしたら、気づきとかすばらしい健康とか、違った世界が広がってくる。やってみれば小さなことでも必ず結果が出る。体験は難しいことではない。感じていたことをやって、習慣にできると、自然とすべてが変わる。
 コンサルティングをどんなに受けても自分一人が先ず変わらなければ駄目。自分が変わって、父母・妻子・地域の順に及んでいくのが順序。心の積極性が、姿勢・声の大きさ・顔に表れる。
 田中氏の前向きな心持ちが笑顔などに表れていて、素敵な印象を受けました。

 広報委員長 萩野宏樹