2008年3月25日火曜日
3月18日 モーニングセミナー 「車作り(英国車)の精神を通して」
本日のモーニングセミナー講師は、日本ロールス・ロイス&ベントレーオーナーズクラブ会長の和田篤泰さん。
クルマ好きの会員が多いせいか、ゲストを含めて37社38名の出席と近年稀に見る高出席率のMSでした。
講演の内容は、クルマ談義に終始するかと思いきや日本人と英国人の国民性を比較したお話が多く、人とクルマの関わりという切り口から、日本人はもっと精神的に豊かにならないといけないんじゃないだろうかということを改めて気づかせていただくことができました。
自分の価値基準でクルマを選び、多少の欠点は「あばたもエクボ」と気にせず、愛情を注ぎ込む英国人と
カタログデータやら使い勝手の良さでクルマを選び、数年経てばドンドン新車に買い換えていく日本人という
国民性の違いもあるが、自分たちオーナーズクラブのメンバーは、1台1台丁寧に作り上げられた英国車を
「先人の築き上げた遺産」として次の世代に受け継いでいかなければならないと思っているとのことでした。
このこだわりというものが人間の深みを増していくことにもつながっているんだろ~なと思いました。
また、ロールス・ロイスという特別な車で注目される存在であることから、交通安全や町おこしなど地域に
人を呼び込むイベントに参加しながら、地域社会に貢献していく活動もされているとのことでした。
ライオンズクラブに永年在籍しながら様々な活動をされている中で、モーニングセミナーという勉強会スタイルを過分にお褒めいただき、「実るほど頭をたれる稲穂かな」という大変謙虚なお人柄に皆が魅了されていました。
朝食終了後には、ホテル前に止めていた100年近く前のロールス・ロイスを惜しげもなく会員の試乗会に解放していただき、試乗を希望した参加者全員を乗せてホテル周辺を一周していただきました。
何となく「ロールス・ロイス」というと敷居が高く取っ付きにくい印象ばかりだったのですが、その敷居を自然体で下げて招き入れてくれる和田会長のお人柄に参加者の皆さんが感動し、清々しい朝を過ごし気持ちの良い一日のスタートを切ることができました。
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