2009年7月21日火曜日

7月21日 モーニングセミナー 「もてもての老後づくり ~元気に生きるノウハウの原則~」


本日の講話は、生山匡医学博士のご出席をいただきました。

生山先生は、現在、山野美容芸術短期大学美容保健学科教授であり、積極的な健康づくり、疾病の予防、行動変容による健康教育。特に、運動習慣、食習慣、冷水浴を通しての①健康的な肥満の改善と予防②生活習慣病(成人病)の予防・改善等を専門に研究・指導していらっしゃいます。

「若い頃でしたら容姿を気にすることでモテモテになれたかも知れませんが、モテモテの老後ということになると、やはり健康であることが一番です。健康になるにはグッズを使うことや治療なども有効ですが、より良くなろうとするなら、生活習慣を変えることしかありません。」

生山先生の資料(厚生労働省の資料)によると、日本人の平均摂取カロリーの推移は、1975年の2226キロカロリーをピークに下がり続け、2005年には1904キロカロリーとなり、この数値は1946年頃の摂取カロリーとほぼ同じ値となっています。

つまり、食べ過ぎない努力やカロリーオフの商品は増えたにもかかわらず、日本人の体重は増え続けているのです。

これは、毎日が便利すぎる弊害、慢性的な運動不足によるものであると指摘、意識して運動をしなければならないといいます。

特に、衰えやすい筋を老化防止することが若さを保つ秘訣であると先生は言います。

具体的には、背中側、上腕三頭筋(上腕の裏側)と大腿二頭筋(太ももの前側)の筋を鍛えること。

また、鍛えるときのキーワードは「縮」。

筋肉はストレッチで伸ばすといいますが、実際に筋繊維のできることは縮めることだけ。

どこが縮んでいるかを意識して動かすことが重要なのだそうです。

また、このほかにも動物のように空腹のあとに運動(動物はおなかがすいたら狩りをする)、その後食事をとってから睡眠というサイクル。こうすることが、消化器系を正しく機能させることにつながり、実は理にかなっているのだそうです。

目から鱗の話をたくさんお聞かせいただいたので、さっそく実践してみたいと思います。

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