鳥海陽一さんのスピーチ。
千葉県生まれの私は野球一筋の野球少年でした。
高校時代も野球に明け暮れ、県立であるにも関わらず7回線まで勝ち抜き、地元紙では有名になったほどです。
その後、親から大学進学を勧められて、一年間寸暇を惜しんで勉強にいそしみました。
これまで勉強らしい勉強をしてこなかった私にとって、人生でこれほど勉強した時期はありません。
周囲の知人も奇跡の合格だと口々にいわれました。
すばらしい両親。いつも見守っていてくれる家族。裕福ではなかったが、大学にも通わせてくれました。
バブル当時、建設関連で働いていた父は、バブルの崩壊を真っ先に受け、一時は母よりも収入が落ち込んだ時期もあったようです。
母は私が物心ついた頃から、帰宅は夜の0時、朝は7時には出社、土曜日も働いて、母はいつ寝ているのだろうと思うこともありました。
そうした忙しい中でも野球の試合には見に来てくれて、私は寂しい思いをしたことはありませんでした。
今思うと、この両親の人生は私と姉を育てるためだけに全ての時間を使ったのではないかと思えるほどです。
この両親は私の自慢です。生まれ変わってもこの両親の子として生まれてきたいと思っています。
今は父は定年を迎え、毎朝母と一緒に散歩をしている姿にいつも感謝をしています。
---
金山貴一さんのスピーチ。
以前、友人にお金を貸して返ってこなかったことがありました。
どうやっても返ってこないであろうと思う金額です。
そのお金を少しずつでも取り立てたい。そう思う気持ちで一杯でした。
でも今後も会ってしまうその友人ですから、少し考え方を変えてみて、
100パーセント許してみよう。笑って許そう。そう決めました。
もちろん、そう簡単に思える訳ではありません。
許せるようになるまで半年かかりました。
しばらくして、この友人があるお客さんを紹介してくれました。
このお客さんがその後、私がとても苦しくなったときに支えてくれたお客さんになりました。
倫理を学びながら、こうした出会いの不思議を感じている毎日です。
0 件のコメント:
コメントを投稿