2007年8月7日火曜日

8月7日モーニングセミナー


今日はネッツトヨタ横浜株式会社 専務取締役 角田保夫氏の「神奈川県でトヨタ車の販売に携わって40年」というお話しでした。
角田氏は昭和41年入社してから、日本のモータリゼーションのまっただ中で自動車販売の最前線で活躍されてきました。その中で一番感慨深いのは昭和45年発売カリーナの販売です。角田氏はこのカリーナをなんとかしてもっとたくさんの人に乗ってもらえないだろうか?と考えました。

当時のトヨタ車は、スタンダードとデラックスの2タイプ。スタンダードはまったくの営業向け、クーラーはおろか、ラジオもついていないからっぽの車両です。

角田氏はこの営業車向けのスタンダードにカスタマイズすることを思いつきます。

知り合いのシートやさんをよび、シート表皮をアレンジしてもらうなどいくつかの改良を加え、カスタムという名称で販売することを本社に提案しました。ところが、角田さんの提案をすぐに取りあげてもらえはしませんでした。半年後、他の企画にこっそりとまぜてなんとか役員決裁を取り付けると、角田さんはすぐさま神奈川トヨタで販売をはじめました。

当時、カリーナのデラックスは80万円ほどしたのに対し、スタンダードに手を加えた角田さんのカリーナカスタムは66万6千円と値付けをすることで爆発的なヒットを迎えます。

いまではどこの販売会社でも当たり前のようになった特別仕様車の先駆けとなりました。

何とかして売ろう。なんとかして決済をとろう。こうした不断の努力が実を結んだ瞬間でした。

------------------------

本日のMSではこの8月で退任となる前嶋会長の挨拶がありました。

2年間、企業訪問などを繰り返し、草の根運動のように普及拡大に努められた会長は、今後も継続して活動していただけるとのことでした。本当にお疲れさまでした。





0 件のコメント: