2008年1月9日水曜日

今週の倫理 (541号)より 視点はグローバルに 実践は足元から

不思議な号外新聞をご紹介致します。『豪快な号外 笑い楽しみながら30秒で世界を変えちゃう新聞』という名称で、チーム・ゴーゴーという団体の発行です。
倫理研究所が推進する「地球倫理」の理念と共通するところがあり、地道な実践ぶりがうかがえます。
「自然と共に生きているネイティブアメリカンは『何かを決めるとき、七代先の事を考えて決める』といいます。自分たちが生きる今だけでなく、ずっと先の未来の子供たちのことを考えて行動するのです。私たちが未来の子供たちの事を考え、今、地球温暖化を止めるためにできる事はたくさんあります。それも、ガマン、忍耐は必要なし! 楽しみながら今すぐにできる三〇の方法を紹介します」
たとえば次のような方法です。
□買い物の時は「このままでいいです」とレジ袋を断わり、風のように立ち去ろう。
□お尻を拭く時、トイレットペーパーはちょっぴり短く使おう。
□買い物をする時、奥にある賞味期限の新しいのを買わず、手前から買おう。
□お風呂は愛する人と電気を消して、ろうそくの灯りで一緒に入ろう。
□冬は厚着をして暖房の温度を下げ、夏は部屋を「ここはサウナだ」と言い聞かせよう。
思わず笑ってしまうものもありますが、誰しもが身近に楽しく取り組めることを第一に提唱しているのです。

倫理研究所二代目理事長の故丸山竹秋会長が提唱した「地球倫理」には、次のような具体的な実践項目が示されています。
地球倫理の推進
□緑をふやそう
 ①木を植える ②緑を大切にする
□ゴミを減らそう
 ③清掃を徹底する ④ゴミを持ち帰る
□紙を節約しよう
 ⑤紙を大切に使う
□エネルギーを大切にしよう
 ⑥電気を節約する ⑦ガソリンを節約する
□水を大切にしよう
 ⑧水を無駄にしない⑨水を汚さない
□リサイクルをはかろう
 ⑩回収し、再生する
(『世紀の歩調』より)
地球環境の保全は、現代社会においては最も重要な課題です。「号外新聞」と同様、足元から取り組む実践の大切さを教えています。
私たちは、つい今自分たちが満足できればそれでよいかのような錯覚を起こしがちですし、また大きなことに取り組まないと環境保全にはつながらないと考えがちです。
先に引用したネイティブアメリカンの精神のように、『何かを決めるとき、七代先の事を考えて決める』という考え方は、地球倫理の推進と同じように、自分という枠を超えて、グローバルな視点から地球環境を見つめ直す必要性を示唆しています。
一人ひとりが少し意識と行動を変えるだけで地球に優しくなれることを自覚し、今年もますます実践を継続したいものです。

0 件のコメント: