2009年3月10日火曜日

3月10日 モーニングセミナー 「日本の警察」



本日は、元警察庁長官の佐藤秀雄氏の講話です。

警察は国の数だけ種類があるといわれますが、POLICEの起源は、ギリシャ時代のポリスに由来、意味するところは「政治」であったようです。それが次第に今日のような警察を意味するものとなってきました。

現在の日本警察は近代日本における「第三」の警察といえます。

第一は戦前は内務省を頂点とし官選知事を長とする国家警察です。

第二として戦後、昭和23年から29年までは市町村を単位とする自治体警察と国家警察の二本立ての警察があります。

現在は都道府県を単位とする自治体警察と、これを統括する国の警察機関とで構成する世界に例を見ない独特の警察へと成長を遂げました。

警察の任務達成のための4大機能として、1予防・鎮圧、2犯罪の捜査、3情報機関、4行政(指導取り締り、法律案の企画、立案)があり、政治的にも中立を保っている日本の警察組織は、アジア各国から強い関心を持たれています。

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