2008年12月10日水曜日

12月9日 モーニングセミナー ガソリンの価格とバイオエタノールはどうなる?

本日の講話者は元エッソ石油(株)代表取締役常務、現在は日本アルコール産業(株)相談役でいらっしゃる西尾直毅様です。


現在の先進国において石油の需要は横ばいですが、ところが現在急激に国力を伸ばしつつある、中東や東南アジア、BRCISなどが大量に必要としているそうです。

講演などをする際、訊ねられることが多い質問の中に「石油の埋蔵量はいつまでも減らないのはなぜか?」というものがあるそうです。
十年以上前から、化石燃料はあと50年ほどすると枯渇する。といわれていました。
この50年が今になってもあと50年はもつ。なぜ何年たっても50年大丈夫なのか?

この質問について、明確な説明していただきました。

石油の掘削技術と埋蔵量の調査技術がすすみ、陸地からのボーリングおよびポンプアップではなく、海岸線付近でも掘削作業の可能になり、近年では沖合でも掘削作業が問題なく可能となったため、世界中の海で人工衛星を使って埋蔵量の豊富な地域に、的確に掘削を行い、地中にパイプを潜らせることや、垂直方向にしか掘削できなかったものが横へ移動しながらポンプアップすることも可能になったため、掘り出せる埋蔵量が増えているような報道になっているわけです。

このほかにもバイオエタノールの問題なども各国の事情などを加えながらわかりやすく説明していただきました。

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