2010年8月3日火曜日

8月3日MS 「繁栄の岐路(わかれみち)」@横浜中央


今回の講師は(社)倫理研究所 研究局研究部次長 三浦貴史氏。昭和47年 兵庫県生まれ、熊本県育ちの37歳。研究部に異動になり法人会の皆様とはここ数年お会いする機会がなかったが、この4月から首都圏に限り派遣されるようになり、本単会での講話は6~7年ぶりとか。

研究部は全国での倫理の実践事例を収集して調査研究しており、倫理研究所紀要は倫理に関する内外の専門学者の研究成果を収めたものである。今回発行の紀要には講師が執筆した論文が初めて掲載されているとのこと。
数年前の紀要に載っているものだが、研究部で10-60歳代日本人の倫理意識を大規模調査したことがある。「繁栄」のバロメーターである金銭に対する意識は
①(お金もそれ以外も大事)バランス派②(人生での努力の)結果派③(やりたい目標を実現する)道具派④無関心派⑤(倫友のような)倫理派に分けられたとのこと。

また、かつてホリエモンこと堀江貴史氏が「お金で買えないものはない」と言ったとされているが、「お金で買えないものがあるか」に対するアンケートでは、
「あると思う」との回答が実に96.4%を占め、複数回答の結果でその中身は
①心・感情(72.1%)②家庭・家族(28.6%)③生命・自然(19.7%)であった。
この心・感情をはじめ、これらの事柄を学んでいるのが正しく倫理法人会である。

「繁栄の岐路(わかれみち)」は根底の価値を高める三つのポイントから。
①目に見えない価値に目を向ける。会社が繁栄を続けていくためには社会の持続可能性に配慮する必要がある。会社の薫りを作り上げる
②小さな実践を積み重ねる。朝礼・モーニングセミナーの意味を理解して、良い習慣を身に着けていく。
③家庭や家族の力を見直す。目に見えない力は、お金を介しない(用いない)人間関係から生まれる。グルエンベルク作の「お母さんの請求書」にあるように。喜んですすんで働く原動力となる。

久しぶりに三浦講師のご講話を聴き、元気をいただきました。
事務長 萩野宏樹

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