2009年6月2日火曜日

6月2日 モーニングセミナー 「磨け!実践力」


今朝のモーニングセミナーは(社)倫理研究所 富士教育センター 総務部主任荒木良仁さんの講話です。

荒木さんは倫理研究所に入所し、みそぎや滝の荒行を通じて、命の元である水への感謝を学んだといいます。

冬のみそぎは、一晩外に置くため富士山周辺の外気にさらされて表面は凍っています。
雪の中での荒行は根性や気合いでは乗り越えられないほど厳しく、リタイアする人も続出するのだそうです。

荒木さんは荒行を実践するには、体を柔らかくほぐし、感謝と祈りの気持ちをもって行うことが重要で、実践を通じて水との一体感が生まれ、満足のいく感動体験が生まれると言います。

つまり滝の荒行は、「感謝は最高の気力である」ことを実感するための学びなのです。

◆洗面の倫理

私は皆様に提唱したい。「朝あさの洗面こそは、私どもが物質の恩を感謝する最初の礼式と致そうではありませんか。この美しい水を飲み水に養われて大きくなった物を食べ、物を着、物で建てられた家に住み、この水に育まれた山に野に、丘に森に、川に海に、雲・霧・雨・雪と千変万化の大自然の中に、水とともに生きている、このつきぬ喜び。これをしみじみと思い、身をもって感謝するよすがとしたい。
ですから、井戸(水道の出口)に向かって一礼して、この清水をちょうだい致しましょう。そして、洗面器の中にたたえられた水、これに心より感謝しつつ、祖先にうけ、自然にうけ、親にいただいたこの身体、この顔、天上天下、この他に我なき我の奇しく尊き生ふ命の府なるこの体を、この顔を、心静かに洗いましょう、清めましょう。
(「清き耳」丸山敏雄P56-57)

◆健康法として、夜の「みそぎ」

入浴における養生のポイントは、①ぬる目のお湯を入れた湯舟に入り、②汗をかきすぎない程度であがり、③最初と最後に水かぬるま湯のシャワーを浴びることです。
湯舟のお湯の温度はぬるめで、夏なら39~40度、冬なら40~41度くらいです。
入浴法としてぜひお勧めしたいのが、最初と最後のぬるま湯シャワーです。湯舟の湯温よりも十度ほど低いぬるま湯を浴びることで、皮膚に適度な刺激を与え、活性化させることができるのです。
(「老いを防ぐ「腎」ワーノレドの脅威」小高修司著講談社+α新書45~46)

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