2007年11月13日火曜日

11月13日 モーニングセミナー 「深願」


本日のMSは法人スーパーバイザーの大熊富夫氏による講話です。

大熊氏の父は氏を中学までしか行かせてくれませんでした。
商売人に学歴は要らない。すぐにでも商売を覚えるべきだと、父は子を中学を出たとたん、日本橋近くの御茶屋さんに丁稚奉公に出します。

そこで氏は大人の世界で商売の基本を習いました。

また父からは「これからは土地が儲かる。100万円の土地を100回買ってでも一億円の土地を手に入れろ。」
と当時にしては壮大な夢物語を父から聞かされ続けました。

父は他の兄弟たちのように高校への進学は許してくれませんでしたが、氏の商才に気がついていたのでしょう。
自らの体が弱いこともあって早いうちから氏を鍛えるため働かせたのです。

父の亡き後、陰ながらずっと進学させてやらなかったことや氏の体を心配して眠れなかったという父のことを聞きました。

そしてそのとき大熊氏は千尋の谷へと突き落としてくれた父の深い愛情を知ったと言います。

今でも氏は商売で困ったことがあったときはお墓参りに行き、詳細に報告をしています。

そして、いまでは亡き父の願いの通り、数億の土地を手に入れ、さらに事業の拡大を続けているそうです。

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