2007年11月14日水曜日

今週の倫理 (533号)より まってました5万社、次の舞台は10万社

十一月九日~十日、東京のグランドプリンスホテル新高輪に於いて、「倫理法人会五万社達成記念大会」が開催されます。

 昭和五十五年十月、千葉県に倫理法人会第一号が誕生し、その記念式典の席上、滝口長太郎会長が「全国で一〇〇社の会員を単位とする倫理法人会を百ヶ所つくろう」と呼びかけてから、二十七年の歳月が経ちました。
 その間、平成二年に一万社を達成、十一年に二万社、十六年には四万社を達成しました。平成十九年度での五万社達成は、二万社達成記念大会に於いて誓われたのです。

 これまで倫理運動を支え、倫理法人会活動を推進してきた多くの先達や、献身的な普及活動を展開してきた倫友の方々の感慨・感動は、筆舌に尽くせないものがあるでしょう。

 今大会のキャッチフレーズは、「まってました5万社 次の舞台は10万社」です。これには倫理法人会が歩んできた歴史に対する万感の思いが込められています。また同時に、戦後六十二年を経て、完膚なきまでに骨抜きにされてしまったわが国の根幹を、倫理経営を推進する会員の輪を広げることにより、創造的に再生していくという強い決意を宣言したものに他なりません。

では、「次の舞台」の幕を開けるに向けて、私たちは何をなすべきでしょうか。 改めて言うまでもないことですが、それは「日本創生」を実現するためにこれまで保ち続けてきた緊張の手を、いささかも緩めることなく、さらにさらに倫理法人会の仲間づくりに驀進することです。

 なぜなら、日本を創造的に生まれ変わらせ、これからの国の根幹を支える人財を育てていくことが出来るのは「倫理経営を社是とする企業」しかないからです。

いまやわが国は、家族の絆が断たれ、人間教育の基盤とも言うべき家庭が崩壊の危機に瀕しています。ゆえに、企業こそがその最後の砦といっても過言ではない状況に陥ってしまっているのです。

 倫理法人会の「活動指針」に、次のような文言が謳われています。
 一、倫理の学習と実践の場を提供し、よりよい生活習慣とゆたかな人間性をそなえたリーダーを養成する。
 二、深く家族を愛し、篤く祖先を敬い、なごやかでゆるぎない家庭を築く人を育てる。
 まさに倫友企業こそが、真の人間教育を担い得る、そして「日本創生」を果たし得る、旗手であると言えるでしょう。

「仲間づくり」は、言葉でいうほど簡単ではないことは周知のとおりです。しかし、苦境にあえぐ経営者を一人でも多く救い、少しでも住みよい国柄を後世に残すことこそ、今を生きる私たち一人ひとりの重要な責務です。
 倫理法人会の皆様、こぞって「次の舞台」の幕を開けようではありませんか。

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