2007年12月18日火曜日

12月18日 モーニングセミナー 「地方自治行政について」


横浜市副市長 阿部 守一氏をお招きしてのMSです。

東大を卒業して自治省に入省し、山口、岩手、神奈川、愛媛県等の勤務を得て、01年1月に長野県企画局長に就任し、副知事を務めた後、今年の4月に横浜市副市長に就任。

 地域がおくれている状況で、地域の人が望みを持って、元気に活動していることが理想だと痛感。そして、地域に住む人達が協力していくことが大切で、お金ではない!そこの住んでいる人の“思い”や“志”が、これからは必要になると実感。

 今後は横浜と長野県にある泰阜村で子供の自然体験学習を開催しているNPO法人とを繋げる活動をして、都会の子供達へ、田舎には田舎の良さがあり、都会には都会の良さがあることを教えていきたい。

 財政力指数を横浜と泰阜村で比較してみると、横浜は0.9、泰阜村は0.16になり、経常的指数は横浜93.5%、泰阜村75.3%となり、決して都会だけがいいのではなく、この数字からいろいろなことが見えてくる。そして田舎である泰阜村の方が、いろいろなことをやれるのではないかと思う。

田舎と都市ではどっちが恵まれているとかいう議論で、それぞれを対立させるのではなく、それぞれ違いを認め合って連携していくことが大切。
今後20年〜30年先を考えると都市が大変になってくるのではないかと考えられる。

 以前のような交付税をバラまくのを懸念しており、また中央政府では現場がなかったので、これからは横浜の職員の方々や、多くの方々と触れ合いながら現場でがんばっていきたい。とお話しされていました。

 (熱い思いを持った4歳児のお父さんのである阿部さんは、とても親しみやすく素敵な紳士でした。実は、今回の45分間では、時間が足らずに、来年4月に再度講演が決まっていますので、今回聞く事の出来なかった方は、ぜひ、ご参加くださいませ。 by 高橋幹事)

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