2008年10月14日火曜日
10月14日 モーニングセミナー 「今、この一瞬を生きる」
本日のMS講話者は新宿などで成功を収めているカレーハウス、ターリー屋の吉川和江様です。
20才で結婚、2児の母、そして離婚。どうしたらいいかわからなかった。
息子に「ため息だけはつかないで。僕がきっと幸せにしてあげるから。」と。
昭和38年8月に倫理研究所の世田谷区実践部に入会。指導を受ける。
「夫の実家の墓参りをしてきなさい」といわれ、新潟柏崎へ墓参りをし、清掃をして、お詫びから人生を始めた。
仕事も何も当てがなく・・・縁あって愛育病院の院長、内藤先生の秘書として雇っていただいた。
この内藤先生は日本でただ一人、シュバイツァー賞を取った先生。小児科の神様といわれた人。
この先生の、子供に接するときの目と目を見て真剣に向き合って約束する先生の姿は今も忘れられない。
そのすばらしい先生のもとで31年間働いた。
この頃倫理で学んだ今日一日、先のことは考えず、過去のことを悔やまないで今日一日だけを思って生きてきた。と吉川さんは言います。
家庭では、息子さんがお嫁さんをもらって同居するときに、こういいました。
「お母さん、僕と嫁さんの言うことには、「そうね。」とうなずいてください。僕もお母さんのいうことは、「そうだね」と返すようにするから。」
こうして同居生活が始まりました。
何か異論があるときでも、まずは「そうね。」というのが約束です。
息子が独立開業して「カレー屋」をやりたいと言い出したときも、「そうね。」といって応援することにしました。
今や新宿近辺に5店舗お店を出している。
その息子が今度はフランチャイズをやりたい。といいだした。
そこでも「そうね。」と言って、応援した。一緒になってFCに加盟してくれる人を探した。
ところが、結局FCに加盟する人は一人としていなかった。
しばらく手伝って、他の人の意見も聞いて、これは辞めた方がよさそうだと思いだした頃、息子に「FCは辞めた方がいいんじゃないの?」と進言、ここで息子は約束を守って、「そうだね。」と、きっぱりFCはあきらめた。
やろうと思う気持ちは大切。でもだめだと思ったら、引くことも大切。
即行即止。
問題も起きたときにすぐ駆けつけて解決する。
こうした習慣づけが息子さんたちにも反映されているようです。
そして、吉川様が念頭に置かれているのは、MSの最後に唱和する、「今日一日、朗らかに、安らかに、喜んで、進んで働きます」の標語。
倫理を学び、明るく何でもすぐに実行する。その心構えが大切。
もし、それでも自分の目標にたどり着いていないとしても、夢は実現しつつある。と進行形をつかって一日、一分たりとも曇らせないポジティブな行動が夢を実現させるのだと締めくくりました。
文:小倉事務長
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