2011/03/29

3月29日MS 家庭の力そして夫婦力@横浜市中央


 本日の講師は社団法人倫理研究所法人局参事、法人アドバイザーの蓮見幸子(はすみ ゆきこ)氏。豊島区巣鴨に在住、T15年生まれ。巣鴨は東京の田舎ですがユニークなところがあり、とても好きだとのこと。S48年に倫理と出会う。
 
 東日本大震災は未曾有の大苦難。これは東北の方たちだけでなく、日本人全体に与えられた苦難である。意味のある試練として受け止め、今までの生き方を反省して、前に進んでいく機会でもある。

 本日のテーマ「家庭の力そして夫婦力」は最も基本的な問題。私たちには帰っていく家庭がある。その幸せを時に見失ってしまうことがあるのでは。家庭について本気で考えたことがあるか。幸せがマンネリ化して感謝の気持ちがなくなると、家庭が崩れていく。家庭がどんなに偉大ですばらしいものか、改めて勉強してみたい。

 創始者、丸山敏雄が戦後すぐ会を立ち上げて、救国の思いで最初に書いた書物が「無痛安産の書」と「夫婦道」。
 「無痛安産の書」で「世の中の生き物は皆、子を産んで栄え、実を結んで増える。産まねば滅び、実らねば絶える」、倫理研究所の原点はここにある。
 対立・合一・生成発展の3段の法則を言いたくて「夫婦道」を書いた。生成発展のためには夫婦が①一枚岩になる②水を漏らさぬ仲になる③全き性能を持つ ことが必要である。
 男と女が結婚すると家庭を持ち、夫と妻になる。夫婦が本当に一つになることが、生成発展に繋がる。会社が発展すると家庭が幸せになると思っているかもしれぬが、実は逆。家庭がしっかりと一つになって、初めて会社も発展していく。 
 家庭の中で夫婦が守っていかねばならぬもの 
  上下  先ず祖先に繋がる互いの両親、目上の人を敬う
  先後  夫が先で 妻が後。夫と妻は機関車と客車、針と糸の関係。
  順序  長男が先、次男が後
 夫婦力はすべての幸福を生み出だす、凄い力を持っている。商売が栄えないのも、夫が出世しないのも、子女が正しく伸びないのも、子供たちの健康が優れないのも、夫婦がお互いに健康でないのも、すべてそのもとは夫婦の全き性能にもとづく愛和に立っていないからである。(「夫婦道」より) 

 元気な講師の元気なお話しに、パワーをいただきました。
 
 広報委員長 萩野宏樹

2011/03/22

3月22日MS ファインダーごしの真実@横浜市中央

 本日の講師は、日本映画撮影監督協会所属の撮影監督、金谷 宏二(かなや こうじ)氏、45歳。撮影監督というのは映画撮影するカメラマンの称号。ハリウッド映画で確立した地位で、照明・撮影の総責任者。

 専門学校を卒業後、テレビ技術会社に入社。
 最初はジャーナリストになりたかった。報道写真家ロバート・キャパの写真を見て、自分の知らない世界に興味を持った。次にドキュメンタリー、これは報道とは少し違う視点。が、どちらも似たような世界。図太い神経が必要で、相手の心に土足で踏み込むような気持ちがないと辿り着けないので、自分の性格に合わないと感じた。
 その後、一人の監督に巡り合ってミュージックビデオ撮影を経験し、これを通じて映画の世界に入り、ドキュメンタリックなドラマ撮影に転じた。現在、この業界に入って25年、映画撮影は20年になる。

 初めての海外取材はアフリカのケニアで、ここで経験した出来事をお話しする。
 空港に着いて荷物待ちをしていた。撮影機材の入った自分のバッグを見も知らぬ黒人がベルトコンベヤを挟んで15m位先で持ち去ろうとしているではないか。驚いて追いかけ、後ろから飛び掛かり取り戻したこと。
 店の前で車中一人で30分ほど寝て目が覚めたら周りが真っ暗になっていて、何かと思うと、実は真っ黒だった。物欲しさに集まって来た大勢の黒人に囲まれていた。予め教えられていたとおり、用意してきたタバコを配って難を逃れたこと、など。

 以前、阪神淡路大震災のとき、奥様が挟まれて動けず火が迫ってきたとき、ご主人が奥様の発する最期の言葉を報道用ヘリコプターの騒音でとうとう聴き取れなかったという。節度をわきまえ、人の痛みに敏感でありたい。
 この仕事、働き盛りはテレビ撮影は20歳代後半から30歳代、映画撮影は35歳代後半から40歳代、55歳位まで。
 過密な日程で不規則な仕事、一睡もせずに朝を迎え、新幹線で東京から自宅のある新横浜まで1駅だけ乗るつもりで「こだま」に乗車したら、ついうたた寝して、気がついたら京都駅へ着く直前だったこともあった。

 違う世界でご活躍の方のお話を伺い、興味が湧くとともに新鮮な感じがしました。

 広報委員長 萩野宏樹

2011/03/08

3月8日MS モーニングセミナーは宝の山@横浜市中央


 本日の講師は、(株)田中紙店 代表取締役の田中 耕一氏。平塚市倫理法人会専任幹事で、神奈川県倫理法人会のモーニングセミナー委員長を務める。
 平塚市で七夕の目抜き道路に面して、88年間ずっと文具店を経営している。アスクル代理店・外商もしている。自分は3代目。58歳の時、今から3年近く前2008年4月19日の平塚市倫理法人会開設時に勧誘を受け、最初は3カ月の約束で入会した。
 それまでもいろいろ自己啓発を試みていたが、この法人会は本物だと思った。家内からは3カ月では未熟児だ、10月10日続けなさいと言われた。自分は外の会合なとで多方面に活動して外面は良かったが、仕事は実質番頭がやっていてくれた。
 「読書100遍、自ずから通ず」と言うが、万人幸福の栞の各条を週に1回のモーニングセミナーだけで100回読み終わるには33年かかる。それでは自分を変えることができないと毎朝5時から始まる茅ヶ崎の一般の会にも入会した。その日が2008年10月20日。その場でその日から毎日欠かさず1000日間出席を続けると宣言し、現在833回。
 倫理法人会は朝起きと喜働が看板、倫理は実践が重要。入会して幹事の辞令交付式で、辞令のもらい方を教わった。自分の体験だが、絵手紙の会の20周年式典で表彰を受けたとき、返事の声の出し方・挨拶の仕方などで注目され、それまでの受賞者では静かだった会場から初めて大きな拍手を受けた。
 そのうえ、その後の記念撮影は写真中央の会長の隣に、また締めの挨拶まで指名された。その場で5年後の再会を訴えたら、万来の拍手を浴びた。次の週からは全国から注文が届くようになり、売上げが3倍にもなった。これだけやっただけで自分の環境が大きく変わってきた。
 朝起きを日常に生かしたら、気づきとかすばらしい健康とか、違った世界が広がってくる。やってみれば小さなことでも必ず結果が出る。体験は難しいことではない。感じていたことをやって、習慣にできると、自然とすべてが変わる。
 コンサルティングをどんなに受けても自分一人が先ず変わらなければ駄目。自分が変わって、父母・妻子・地域の順に及んでいくのが順序。心の積極性が、姿勢・声の大きさ・顔に表れる。
 田中氏の前向きな心持ちが笑顔などに表れていて、素敵な印象を受けました。

 広報委員長 萩野宏樹

2011/02/22

2月22日MS 老舗企業の強さに学ぶ~継続は力なり~@横浜市中央

 本日の講師は、昨夜の倫理経営講演会でお話をしていただいた(社)倫理研究所法人局法人アドバイザー、(株)玉寿司会長の中野里 孝正氏。(株)玉寿司は大正13年創業、今年87周年を迎える老舗企業で、会長は3代目だ。
 昭和30年以前に創業・設立し、今も存立している企業を老舗とすれば、本当の意味での老舗はつぶれないようになっている。何か知恵を持っている。老舗が継続する理由は小さな単純なことを正確に繰り返しやっていること。
 昨年、東京商工会議所中央支部が成果をまとめた「老舗企業の生きる知恵」~時代を超える強さの源泉~http://www.tokyo-cci.or.jp/chuo/synergy/を参照のこと。
 
 Ⅰのれんを創る
 経営理念は一番大切にしていることを、分かりやすい言葉で。社員と共有し唱和できることが大切。因みに当社の現在の経営理念は「私たちは海の幸のおいしさに真剣です」とたった1行だけ。
 Ⅱ変革を仕込む
 企業は強いから大きいから、つぶれないのではない。その時々の世の中の流れに乗って、環境に適応したものだけが生き残っていく。日々小さな改革を地道に積み重ねることが重要。
Ⅲ人を育てる
 トップが先ず学び、その感動を伝えれば社員の心に通じる。また、倒産危機とか大病とか、試練を乗り越えるたびに強くなれる。
 中小企業では後継者は理念を共有できる世襲が一番、養子でもよい。縦の線が大事。老舗ではほとんどが世襲。
 トップの条件として、次の7カ条を示された。
①プラス志向 ②ぶれない信念 ③決断力 ④絶対あきらめない ⑤夢を語る ⑥感謝の心 ⑦社員と共有したものを持つ
 昨夜に引き続いての講師のお話で、老舗企業の強さの一端を窺うことができたように思います。
 広報委員長 萩野宏樹

2011/02/21

2月21日ES 倫理経営講演会@横浜市中央


横浜市中央倫理法人会の倫理経営講演会は玉寿司三代目会長中野里孝正様をお迎えして開催いたしました。
また、朝を大切にする倫理法人会の柱、活力朝礼を知っていただくために、ヘアーラウンジ寿光のみなさんに
は毎日実施しているお店での朝礼実演を行っていただきました。

二時間ほどの倫理経営講演会でありましたが、倫理法人会の活動をはじめて見に来て関心を持ち、即日入会手続をされた方もいらっしゃいました。

当会はもとより、県下他会の皆様にもたくさんのご協力をいただき、104名様のご来場をいただきましたこと、心より厚く御礼申し上げます。

横浜市中央倫理法人会 会長 後藤長重

2011/02/15

2月15日MS 企業リスクとマネジメント@横浜市中央

 本日の講師は、企業リスク研究所 代表の白木 大五郎氏。昭和16年、福岡市生まれ。鎌倉市倫理法人会会員。
 日立製作所に、人事・労務畑を中心に42年間勤務。日立グループの従業員は約32万人で、家族などを含めると日本の人口の100人に1人は関係者ということになる。したがって大きな事件や事故があると、関係者が含まれていることが多い。
 退職後、「企業リスク研究所」を設立し代表となり、研修・講演活動などをしている。また生まれ育った博多で、月1回の経営塾「白木塾」を開いている。

 企業リスクは近年大きく変化しており、多様化・巨大化・複雑化してきている。そして様々な企業リスクの中で、最近特にコンプライアンス(法令順守)が叫ばれ、法令違反が原因でつぶれる企業も増えている。
 人にとっては「生きている」ことがリスクそのものであるように、企業にとっての最大のリスクは「経営する」こと。人・物・金・情報のすべての経営資源がリスクのもととなる。

 リスクマネジメントの要諦はリスクは必ず発生するものとして、起こったリスクの影響を最小限に抑えるよう、「トップ陣頭・正直・迅速」に組織的に対処すること。初期対応の良し悪しが当に企業の力である。また、「不祥事防止システム構築」は「性悪説」でなく「性弱説」の視点で!すなわち人間は弱いもの、社員が罪を犯さないような環境づくりが経営者の役目。

 CSR(企業の社会的責任)が重視されるようになり、リスク変化への対応力が強く求められる時代である。「攻め」と「守り」のバランスが重要。社員を不祥事から守るため、ES(従業員満足度)向上、コミュニケーション、「損得よりも善悪」の判断基準などのコンプライアンス意識向上のための教育が必要である。

 企業倫理と経営者の役割として、①企業倫理とコンプライアンス意識はその「トップの器」で決まる! ②不祥事対処への決断こそ、当にトツプの仕事! ③不祥事報告に感謝の気持ちを持て! ④天命を信じて人事を尽くせ! ⑤社員は社会からの一時的な預かりもの! ⑥社員を罪人にしたら管理者失格! ⑦ES向上と夢・ロマンの付与はトップの責任! ⑧社員にとって最大の労働条件は?
実話を交えての盛り沢山のお話でした。

 最後に「経厳」「師範」「親慈」を挙げられ、これらのバランスこそが経営者に求められる要件と結ばれました。「あなたの会社は大丈夫?-標語・川柳で学ぶ管理者のための企業リスクマネジメント-」:丸善プラネット(株)  という本を書いておられるだけに、企業戦士のための離婚リスク予防川柳(あ・り・が・と・う)をプレゼントされました。 
 
 昨夜来の降雪で出席者が少なかったのが残念ですが、出席できた者にとっては、いいお話が伺えてラッキーでした。

 広報委員長 萩野宏樹

2011/02/08

2月8日MS 食が人を変える!会社を変える!@横浜市中央


 本日の講師はビジョンサクセス研究会代表の石塚好文氏。54歳、藤沢市在住。能力開発セミナーの主催などをされている。また、鎌倉市倫理法人会 副専任幹事としてもご活躍中。
 3年間ほど病気で苦しみ、35歳のときにそれまで勤めていた会社を辞めた。今では3人の子に恵まれているが、そのときは生命力が落ちていて、その後しばらくは子供が生まれなかった。
そんなわけで、35歳以降死に物狂いで健康の道を追求してきた。48~9歳のときにハイレベルな栄養学を基にした食事法に出会った。

 日本の国民医療費は年々1兆円ほど増加し、現在30数兆円に上る。ガンを始めとする生活習慣病が年々増加し、このままでは国が滅びる。自分で自分の健康を守ることが必要。正しい健康に対する知識、食に対する知識を身に付けることが何よりも重要であり、国家に対する貢献であると思う。
 いま若い人に低体温症が増えている。朝10時に図った体温が36.2℃以下、特に35℃台は免疫力の低下、自律神経の失調から、ガンを始めとする生活習慣病に罹りやすい体質になる。今は小学校の子供でも35℃台が3分の1ほどいる。

 先進国の中で逆に10数年ガンを始めとする難病が減り続けている国がある。それはアメリカだ。酵素栄養学を基にした正しい食事法を指導・普及してきた結果である。
 必須アミノ酸8種類+ビタミン18種類+ミネラル20種類
の46種類の微量栄養素が、酵素として新陳代謝のすべてと体内毒素(老廃物)の除去に係わっている。すなわち酵素の働きを活性化することで、血液や細胞の汚れを除去し、体質改善が図られる。

 食べ過ぎると代謝異常を起こし、疲労や病気の原因となる。それゆえ、消化に負担をかけない腹八分目の習慣と、大切な酵素を生かす生の野菜・果物中心の食事が求められる。その際、皮付きの果物と野菜を生ジュースにして朝食に飲むのが一番効果的とのこと。
 
 会社の業績アップのためにも、エネルギッシュな健康体でありたいものです。健康を維持増進するために、日々の食事に少しずつでも採り入れていきたいと思いました。

広報委員長 萩野宏樹

2011/02/01

2月1日MS 会員スピーチ@横浜市中央



本日は本会会員2名の会員スピーチ
(1) 笠原秀貴(ひでき)氏
 ハマハウス(株)専務取締役の笠原秀貴氏は45歳。  
横浜の上大岡にて笠原家を中心として、その他貸し店様から駐車場や貸室を預かり、貸付・管理業務をしている。「倫理法人会にたどりつくまで、そしてこれから」と題してお話したい。
 15年前に30歳で結婚し、妻の実家の家業に従事している。不動産と縁のない職場から移ってきたうえ、地主さんという訳の分からない世界に入り、来た当初はただ物件を磨いてゴミを拾うことしかできなかった。

 しかし、家業に慣れすべてうまくいって、自分に慢心が起こった。この驕る気持ちが、仕事にも家族に対する言動にも反映した。
 このままでは駄目だと、自分は猛省した。家族のために自分ができることに心から努めた。

 このことが個人や社会に対して、自分の生業の貸家業をベースにして、何か手助けする媒介になれないか、思い始めるきっかけになった。何かできることがないか考えていたとき、倫理法人会を紹介してくれた人がいて、感謝が一杯の気持ちです。笠原ならできるかなというベースを作って、感謝を繋げていきたい。

(2)野田道昭氏
 (株)ドリームパートナー代表取締役、横浜市戸塚区在住、50歳。
 「ふるさと再生」と題して、今までの生き様とともに今やろうとしていることをお話ししたい。
 福岡県大牟田市生まれ、昔の三池炭鉱のあった町。県立の進学高に進学したが、中学からやってきた野球に没頭していた。卒業後、手に職をつけようとして調理士学校に入学、大阪に住み込みで1年間学び免許をとった。夜もアルバイトをして貯めたお金で、母への借金返済や田舎でお世話になった人たちへお礼をした。

 田舎へ恩返しをしないといけないと思い、田舎で仕事を探した。口利きで手作りのレストランを紹介してもらって、勤め出した。更に勉強を積もうとして上京、ホテルオークラでコックをしている人の弟子になったりしたが、辞めた。結局この調理士の世界からは足を洗おうと決断した。
 その後鉄工所に勤めたが、肉体労働でケガをし足が動かなくなった。そこで近くの不動産屋へ転職して10数年経験を積み、12年ほど前に独立した。

 不動産屋から始めて、関連事業として引越・リフォーム・リサイクルなどを手掛けている。
 親戚の紹介で1,2年前から店で田舎のミカンの箱売りを始めた。田舎での仕事を創るため、ミカンの苗木のオーナー制度も始めた。田舎が潤い、田舎の人に喜んでもらう。田舎を活性化できる、ふるさと再生の力になりたい思いがある。そのために、仕事があって田舎に戻れる環境を創出したい。

2011/01/30

1月25日MS 倫理実践と事業経営@横浜市中央


 本日の講師は、(社)倫理研究所法人局 法人アドバイザー 深澤通信工業(株) 代表取締役 深澤清次氏、1940年、茨城県生まれ。

 丸山敏雄先生の著書に「倫理実践の要諦」がある。実験倫理は、人間生活の自性に立ち、必然に即する故に、その実践もまた自然でしかも他によい方法がなく、その場に即座に成果が顕れることが特色。これは古の聖人君子・道徳家などの行き方を学んだものでなく、実験実証によって打ち立てられた倫理である。
 「万人幸福の栞」の序には「実行によって直ちに正しさが証明される生活の法則(すじみち)である」

 「今週の倫理658号」に登場するMさんは、二度目の結婚生活では「夫の心得六カ条」を実践しようと決意し、具体的実践として『夫婦間の挨拶』『妻の話をよく聴く』を特に心がけたそうです。その結果、夫婦喧嘩の翌朝にも挨拶ができるようになり、仲違いが早期に修復できた。その分、互いの不満や意見の食い違いを気軽に話せるので、今では妻の話を尊重して聴けるようになった。挨拶を続けて夫婦仲は年々円満になり、その分、仕事への張りが生まれたという。
 挨拶は夫婦の心を結び合う金の鎖である。謝るべきことは、沽券を捨てて先に謝ること。

 事業経営の根本は家庭にある。足下の実践として、挨拶・返事・後始末などを着実に心を決めて徹底してやることである。靴を揃える・玄関をきれいにする・家の周りの掃除をする。心が磨かれ社内の雰囲気も変わってくる。挨拶一つで人生が変わったり、商売が良くなったりする。自ら挨拶することで、社員も自分から挨拶できるようになる。挨拶は①夫婦 ②親子 ③神仏、の順に行うこと。
   
 「万人幸福の栞」を「心読」してほしい。自分の心に照らし合わせて、何を教えてくれているのかをよく考えて読むと心の中に沁み入ってくる。
第1「新世の発見」
 ふんわりとやわらかで、何のこだわりも不足もなく、済みきった張りきった心を持ち続ける。
 すべて無条件に、このまま実行すると、思いもよらぬ幸福な環境(まわり)が開けてくる。
1.「日々好日」
 気づいたら、すぐすることが成功の秘訣であり、それを継続することで必ず良くなる。
 気づくには、目が覚めたらすぐ起きること。
12.「捨我得全」
 事業の上でも経済の上でも、その他奇禍にあった場合でも、恐れ・憂え・怒り・急ぎ等々の私情雑念をさっぱり捨てて、運を天に任せる明朗闊達な心境に達したとき、必ず危難を逃れることができる。
 こだわりの心を持たずに常に明るい心で接すること。

 「今週の倫理678号」には、倫理指導を受けて自分の心が変わり、素直にやってみようと決心しただけで、思いは空間を超えて伝わり状況が一変した、S氏の体験事例が取り上げられている。

 最後に、自分の心がすべて鏡になっている。周りのものが変わらないのは自分の心が変わっていないということ。実践を行ってさらに素晴らしい人生を送ってもらえればありがたいと結ばれました。

【参考】
◆愛和の秘訣・夫の心得六カ条
1.妻への不足不満は捨てるべし 2.妻の心中をよく聴くべし 3.妻を喜ばすべし 4.家のことは妻に一任すべし 5.自由に任せるべし 6.仕事に向かって努力すべし
◆愛和の秘訣・妻の心得六カ条
1.うんと美しくなりなさい 2.夫に上手に甘えなさい 3.何でも相談しなさい 4.なるべく起きて待ちなさい 5.喧嘩の後は先に詫びなさい 6.いつも笑顔を贈りなさい

 広報委員長 萩野宏樹

2011/01/26

1月18日MS 活力朝礼で子供の心を育てる@横浜市中央


 本日の講師は、学校法人平成学園 原幼稚園 理事長・園長の石井和則氏、この8月で50歳を迎える。父親は3年前に他界し、祖父は2年前に104歳で他界した。母親と妻と娘3人の6人家族。妻は一緒に幼稚園を手伝ってもらっている。昨年9月から大和市倫理法人会の会長を務めている。
 畑を耕作している農家であったが、祖父と父は自分が3歳のときに廃園になった地元の原保育園を地域の幼児教育のために必要と考え、その経営を譲り受けた。
 自分は子どもの頃から身体を動かすのが好きで、サッカーと野球が得意。小学6年生のときの文集に「プロのサッカー選手になりたい。なってダメだったら幼稚園の園長先生になりたい」としっかり書いていた。サッカーはその後も続けて中学のときには県総体で優勝し、プロを目指していた。だが、色んな壁があってその願いは叶わなかった。

 父の経営を引き継ぐつもりはなく、小学校の教員になって子どもたちにサッカーの指導をするつもりでいた。しかし父が病気で入院し、父の願いで幼稚園の職員になる。それでもまだ本気になれず、また職員との人間関係もうまくいかず自分の居場所がなかった。園児へのサッカーや体操の指導・通園バスの運転・園児の遊びの相手などをして逃げていた。
 園長さんの集まりに出席して良いアドバイスももらったが、同時に自分自身が変わらないと何も変わらない、このままでは幼稚園にとってもマイナスと言われた。父親とも職員とも自分からコミュニケーションをとらず、保護者に対しても自分から挨拶をしてこなかった自分のわがままに気がついた。それからは少しずつ人生観が変わり、だんだん幼稚園が楽しくなった。父親も退院して元気になり、一緒に仕事をして幼児教育に関することなど色んな話ができるようになった。

 平成12年に父から継承して園長に就任、研修を受けてはさまざまな改善提案をしてきたが、その都度職員に反発され受け入れられなかった。
 園長さんの集まりで相談すると、自らの信念を通さないとダメだ、ビジョンに向かって突き進まないと良い幼稚園にならないと言われた。職員会議で、幼稚園のためでなく園児のためにこういう教育をしたいと、自分の思いを伝えていった。その結果、辞める職員もかなり出たが新体制になって、かえって自分の考えに職員がついてきてくれるようになった。
 さらに、マンネリ化していた職員朝礼を何とかしたいと考えていたら、変わった朝礼をしているところとして大阪晴美台幼稚園の松井直輝先生を紹介された。訪問して実際にすごい活力朝礼をしているのを見て驚いた。自分のところでもできるか懸念したが、先生から色々なご指導を受けたり、こちらに来ていただいてアドバイスをもらい、活力朝礼が徐々に形になってきた。

 ここで、原幼稚園で行われている活力朝礼の様子がビデオにより紹介された。職員朝礼に毎朝10分間の活力朝礼の実践を採り入れた。いつもは15人程度が参加。
①教育目標・教育方針の斉唱
②『職場の教養』を全員で斉唱。職員同士がペアで向かい合い、与えられたテーマで1分間話し合う。
③挨拶実習
④今日の一日の行動イメージを思い浮かべる
などを行い、最後にハイタッチ、拍手で気分が高揚した中で朝礼を終える。

 活力朝礼を導入した結果、職員が大きく変わり元気が出て笑顔になった。チームワークも格段に良くなり、人間力もアップした。園児も変わり、幼稚園全体の雰囲気も変わった。園児の親までが立ち止まって挨拶をしてくれるようになった。
 倫理が幼児教育に浸透すると素晴らしいものになる。子どもは心が強くたくましくなってほしい。大きな夢を持って育ってもらいたいので、これからも活力朝礼を通して頑張っていきたい。
 2月3日(木)に行われる大和市倫理法人会主催の倫理経営講演会(18:30-20:30大和市渋谷学習センター多目的ホール)で、原幼稚園の朝礼実演がある。

 広報委員長 萩野宏樹

2011/01/11

1月11日MS 新年式@横浜市中央


本日は今年最初のモーニングセミナーなので、卯柳専任幹事の進行の下に新年式を執り行いました。

国歌斉唱の後、酒井相談役が理事長の『年頭の挨拶』を全文朗読しました。
この後、後藤会長から、次のような年頭の挨拶がありました。

 酒井相談役に(社)倫理研究所理事長の丸山敏秋先生の『年頭のご挨拶』をすべて読んでいただいた。県下のいくつかの他会の新年会に出席したが、挨拶を全文読んでいるところはなく、全く読んでいない会もあったし、事業活動の報告を割愛する会もあった。法人会はどんな活動をしているかを言っていかないと会員に全く伝わらない。横浜市中央という小さな単会の中でも、役員は知っていても会員は知らないということが多い。
 今年は広報活動に力を入れて、皆様の力をいただき会を盛り上げていくような1年にしたい。今年度は上村相談役が県委員長を務めている女性委員会主催のイベントが3月3日にある。また、当会企画のAブロック新年交流会が今月20日にあるなど、今年も盛り沢山な横浜市中央倫理法人会となるので、皆様も手伝って盛り上げていただきたい。

 続いて会員が一人一人今年の抱負や決意を発表しました(省略)。

 新年を祝い、皆様のご健康と横浜市中央倫理法人会が太陽のように輝いて1年過ごせますように祈念して乾杯、との上村相談役の発声に続き、用意された御酒とおつまみをいただきながら暫し談笑しました。

 広報委員長 萩野宏樹

2010/12/30

12月28日MS 私が中村屋で学んだ商人の道@横浜市中央



 今年最後のモーニングセミナーは、(株)崎陽軒監査役・元新宿中村屋社長の宮内 昭 氏を講師にお招きしました。1929年生まれ、神奈川県出身。昨年1月にも「食品添加物の正しい知識」と題してお話をしていただきました。
 新宿中村屋に36年間勤め、辞められて19年になるが今でも中村屋を愛しているとおっしゃいました。

 新宿中村屋で学んだ、物を作り物を売るということを生業とする、人間としての条理の話をしたい。
(1)どんな会社か
 新宿中村屋は横浜ではそれほど知名度が高くないが、それには理由がある。創業者は『宣伝広告にお金を使うのなら原材料費に回せ、その分商品は良くなるので口込みで広めればよい』と考えた。
 新宿中村屋は平成21年度の売上げ高410億円、経常利益12~13億円の東証第一部上場の食品企業。

(2)商品の紹介
 代表的な商品・独創的な商品としては、下記食品などがある。
①中華饅頭 3工場合わせて日産100万個、中華菓子「月餅」は昭和2年から製造の主力商品
②水羊羹の缶詰 中村屋が初めて
③かりんとう 駄菓子であったかりんとうを、一番グレードの高い小麦粉を使い製法も工夫して、高級菓子に仕立てた。本日来られた皆さんにはお土産に持ち帰ってください。
④カリー 日本のカレーのルーツはSBと中村屋とがある。中村屋のカリー・ライスはボース直伝の純インド式で、洋食として材料に徹底的にこだわり、レストラン部門で80銭で売り出した。因みに普通のカレーはその当時10~15銭だった。現在も新宿本店で一日2000食出しているが、多分世界最大のカレー・レストランではないか。
【注】ラス・ビハリ・ボースはインド貴族の志士で、独立運動で身の危険を避けるため日本に亡命したのを相馬家で匿った。娘、俊子とボースが結ばれ・・・

(3)創業者の企業経営に対する考え方、実践してきた商売のやり方
 新宿中村屋には社員がバイブルとしている一冊の本、相馬 愛蔵・黒光(こっこう)創業者夫妻の著書「一商人として」がある。 
 相馬 愛蔵は信州、養蚕農家の三男、仙台藩士の娘、星 良(りょう)と結婚。1901年(明治34年)東京に出て、中村屋を買収しパンの製造・販売を始める。3年後にクリームパンを発明し、中村屋のパンを有名にした。
 
 「良品廉価」という言葉を使ったのは相馬 愛蔵が最初ではないか。「一商人として」の中に『商売を繁昌させるのは難かしいことではない、良い品を廉(く売ればよろしい。分かり切ったことのようであるが、岡田虎次郎先生はこの鉄則を私に教えられたのであった』
 「良い品を廉く」を店のモットーとして中村屋は今日に至ったのである。

 人類愛の理念を貫徹したのは愛蔵の経営の根幹である。
 商業の社会的役割は社会奉仕にある。士農工商の考えを否定し、商業は他のあらゆる職業と対等であるという信念を持つべしとした。
 『雇い人は兄弟と思うべし。客人は家族として扱うべし』『店員やその家族全体に生活の不安を与えてはならぬこと』として、成果主義の考え方を否定した。

 安達 巌 著「必ず儲かる中村屋式商法のすべて」には、中村屋は『経営者が優れた目標を掲げ、従業員はその理念を体得し、一糸乱れず共通の目標の達成に向かって邁進する』
 儲ける商法でなく、儲かる商法に徹するから必ず儲かるのであるとしている。

 師事していた内村鑑三は商売の原理原則は人づくりと言った。愛蔵は人づくりは私塾にまさるものなしと考えた。その建学精神は人間性を尊重し人格を高めることにあった。昭和12年に研成学院を開校して、経済的理由で進学できぬ高等小卒採用者に人間教育を行った。

(4)八代目の社長として心掛けたこと
 社員の力を借りて、創業者の理念を浸透させ、全員で会社を盛り上げること。
 1901年創業の会社、変えてはいけないものと変えなければならないものがある。
変えてはいけないもの 企業は社会の公器という創業者の理念 社会的責任

 企業を支える5つの側面
①お客様  大事にする
②従業員  物心両面の充足
③関連企業 共存共栄
④地域社会 相利共生
⑤株主   配当、株価維持
これらの5元多次方程式を解くのが企業経営

 本年を締め括るにふさわしい、心に残る素晴らしいお話しをしていただきました。

(参考)「一商人として」

又は
Google eBooksでご覧になれます。

「中村屋サロン

 広報委員長 萩野宏樹

2010/12/29

12月21日MS 信なくば立たず@横浜市中央


 本日の講師は、(社)倫理研究所法人局普及事業部企画室の与縄智久研究員。昭和57年、熊本県菊池郡大津町生まれ、父は落花生の卸売り業、母はブチックと別々の商売をしている。20歳のときに、母が倫理法人会に入会したのを契機に、倫理と出会うようになった。母に誘われて行ったイベント時の縁で、福岡市のモーニンセミナーへ出席した。歌と輪読に最初は違和感を覚えたが、経営者の皆さんは元気で温かい雰囲気の会にめぐり会えたと思った。
 人の役に立ちたいと思い、倫理研究所へ入所して6年になる。

 「信なくば立たず」とは論語の一節だが、国を治めるに必要なものとして、軍事力・食料等あるが、民の信頼や信用が何よりも重要で、これがなくなると一日として持たない。
 信頼や信用は店をやる人にとっても重大。東北に行ったとき、会員から食料の一つのパッケージを見せられた。国産小麦と書かれてあったが、原材料の成分表示の仕方に問題があるとして、厳重注意の行政処分を受けたとのこと。信用の基準が年々厳しくなっている。

 「万人幸福の栞」を読むと毎回涙が出るところまでになりたい。9ページに載っている明朗・愛和・喜働は突き詰めると純情すなおな気持ちを持ち続けることに帰着する。先ず、自分が明るく愛しんで人に接すると自分としても喜べる。朗らかで調和がとれて働ける。

 109ページに「信成万事」は本当に信じたらそのようになると言っているのであり、信じ切ることの大切さが述べられている。
 後継者倫理塾を担当しているが、入塾1年後に父母や自社の社長を招いて、自分の伝えたいことを発表する場がある。ある塾生は次のように言った。「これまで会長・社長から親を大切にしろと言われてきたが、自分はどのようにすればよいか分からなかった。このような塾に出してもらってうれしかった。まだ見ぬ母に代わって伝えたいことがあります。」と切り出した。3歳のときに父母が離婚して、その後父母に会っていないと聞いていたので、リハーサルのときに父が見つかったと聞いて、私は驚いて塾生に訊ねた。いろいろ調べた末、警察に問い合わせて転居届けが出されていたことから、やっと父の居場所が分かったという。信じることの大切さ、自分の思いの強さがどれだけ出てくるかを感じた。

 自分の身近な人々、特に家族との繋がりを見直し、気持ちが同じ方向にあるかを確認することが大事。信じようとする気持ちが大切。
 106ページに「信は動いて愛となる」とあるが、見ること・聴くこと・知ることも温かい気持ちから入るか、責める心から入るか、その姿勢一つで結果は大きく異なってくる、と最後を締められました。 

 若くて元気のある話しをいただきました。

 広報委員長 萩野宏樹