2007年10月9日火曜日

10月9日 モーニングセミナー



本日のモーニングセミナーの講話は、当会副会長の千賀肇副会長の「社長の条件」というテーマでお話をいただきました。

開口一番、社長の条件は「素直であること」とされ、ご自身がそう思い至った経緯をお話されました。

1988年に米国いすゞ販売会社社長として渡米し、5年半販社の統合などで実績を残し帰国。
帰国後も名古屋・神奈川など国内販社で数々の統廃合で行い、人員整理などから生じる心労から喘息になりながらも定年を迎えるまで経営者としてそれなりの実績を残してきた自負を持っていらっしゃったそうです。

しかし、定年を迎えご自身のなさってきた仕事を振り返った時、「人の整理」と「シェア争い」しかしていなかったことに気付かれ自省の念を抱いていた頃のある日、奥様とショッピングをしていた際にご自身の店員に接する態度を奥様から厳しく叱責されました。
自分自身の態度やしていることは自分自身が一番良く知っていると思っていたが、自分の気付かない部分を知らされ、「素直」に反省することの重要性に気がついた。といいます。

ちょうどそのような時期に、倫理法人会と出会い入会することで、自分自身を変えていこうと決意されたそうです。
それからというもの、社長として「お客様に接する態度」と「社員に接する態度」の大きな違いを反省し、自分からの挨拶を実践、先入観を持たずに人と接しようと(内心ギモンを抱きながらも!)努力を続けてこられました。

社長というものは、社業の発展に伴い生活も華やかなものに変わっていきがちなものだが、どこかの時点で経営の原点に気付き自戒し再発展できる人と、放漫経営をしながらも自らを肯定し没落していってしまう人に分かれていくようことに気がついたのです。

そこで重要な社長としての資質として「素直」を持ち合わせてさえいれば、周囲の意見に耳を貸し自らを改めることができるという思いに至った。という講話でした。

最後に、松下幸之助氏もTOPの条件として 1、誰よりも組織をよくしたいという強い想い 2、素直な心 の2つを挙げられており、ご自身と体験は違うものの「素直」ということが経営者にとって(人として)とても大切なことだと思いお話させてもらいました、と締めくくられました。

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(株)中央電機設備、田中社長の紹介で本日入会されたさつき美装(株)の山根社長に上村会長から倫理法人会のバッチ授与がなされました。
「朝早くから始まるお仕事なのでなかなかモーニングセミナーに参加できないかもしれませんが・・・」という入会のご挨拶でしたが、ちょっとだけムリしてぜひご一緒に朝から清々しい気持ちで一日をスタートさせていきましょう!

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